先日、高知県香美市HPにて「地域づくり支援員」の募集がなされていました。いなかみライフに紹介したものの、もう少し活動内容が知りたいなと思い、実際に現在活動されている方にお話をお聞きしましたので、美良布担当と平山担当のそれぞれに分けてご紹介します。まずは美良布地区です。平山地区はコチラ。
「美良布地区」ってどんなところ?
美良布(びらふ)地区のランドマークは、なんと言っても「香美市立やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」です。ミュージアムの広場周辺には「道の駅 美良布」でもある「健康センターセレネ」や、レストランや新鮮な地元の食材が買える「韮生の里」(集落活動センター美良布内)などがあり、そして実は、「集落活動センター美良布」もその前広場の一角に位置しています。地区内には支所、小中学校などの公共施設が多数あるなど、旧香北町中心地の利便性を今も持っている地域です。また、高知市中心部やIC、空港などへの交通の便がいいのも魅力となっており移住者にも人気の地域です。また、県内有数の社として知られている大川上美良布神社やその伝統行事といったものが大切に継承されているなど文化的側面や、古くから韮生米(にろうまい)の産地として知られる里山の風景も広がっており、「美良布」の名前にふさわしい自然豊かな地域でもあります。
ただ一方で、人口減少と少子高齢化の傾向は、この地区にも確実にあらわれています。そのため、地域の魅力や利点を活かしながら、集落活動維持の実現をめざして「集落活動センター美良布」は活動を始めています。
地域づくり支援員に聞く「集落活動センター美良布地区」での仕事
「集落活動センター」は、生きがいや活気あふれる地域作りを、住民が主役となって実現していくための“仕組み”のことです。
「集落活動センター美良布」では「地域の元気をお手伝い!」を合言葉に、地域グループのサポートや、ワークショップなどを開催しながら、美良布地域のこれからを住民の皆さんと一緒に考えています。今夏には、これからの活動拠点となる「交流スペース」が整備される予定になっており、ここから様々なイベントや活動が生まれ、地域に元気の輪を広げていくこと目指していきます。
「地域づくり支援員」は、集落活動センターの運営に加えて、地域住民の皆さんと交流しながら地域の持つ魅力や伝統などを内外に情報発信していく活動も行っています。
支援員さんよりメッセージ
◇支援員 山中さん
日頃から、中山間地域を含めた元気な高知県を次の世代へと引き継いでいきたいと思っていました。そんな中、美良布地区の支援員募集を見て、次に引き継ぐべき代表のようなこの地区の活性化に少しでも貢献できればとの思いから応募しました。この仕事は、「地域のために」はもちろんですが、自分自身にとっても非常に勉強になる仕事だと思います。
◇支援員 西村さん
「集落活動センター美良布」が面白いのは、(合併前の)町の中心地に設置されていることです!少子高齢化や後継者不足といった問題は当然存在しますが、まだまだ積極的に活動しているグループや若い世代が多数おり、こういった点と点を丁寧に繋ぎながら、地域の魅力と一緒に情報発信していければ、美良布の活性化に留まらず、周辺地域や香美市全域にも好循環の環を広げていける可能性が充分あると感じています。
【外部リンク】 美良布地区 集落活動センター Facebook
https://www.facebook.com/birafu.syukatu/
あなたの応募をお待ちしております(^▽^)ノ
以下、香美市公式HPより抜粋
【外部リンク】地域づくり支援員募集−香美市公式ホームページ
http://www.city.kami.kochi.jp/soshiki/11-2/sien01.html
集落活動センター美良布地区担当
香北町美良布地区は、香北町の中でも中心となる地域にあり、6集落から構成されています。地区内には、観光施設である、やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム、道の駅・健康センターセレネがあり、香北町内でも人の交流が多い地域です。産業は農業が主体で、高知県の三大ブランド米の一つである韮生米の生産地です。香北町は2010年から2040年の30年間で人口が60%まで減少する見込みで、人口減少が進んでいます。美良布地区は比較的住民が多く高齢化率もまだ高くない地域で、交流人口も多い地域ですが、地区内では、商店街が空き店舗化していること、独居老人が増加していることなど、生活面では高齢者への生活支援が必要とされています。地域のコミュニティー等もありますが、高齢化が進んだことで以前のような元気がなくなっており、再燃するには、活動する場の提供や活動のサポートが必要となっています。
そこで、2017年3月に集落活動センター美良布を開所し、地域住民が主体となって地域活動を行い、地域が元気になること、やなせたかし記念館アンパンマンミュージアムなど周辺施設との相乗効果で地域外との交流を行い、地域に刺激を頂くことなどで、地域の活性化を目指しています。
主な仕事内容
- 集落活動センター美良布の事務局
- 集落活動センター部会や地域活動の支援、地域住民が交流する活動の支援
- 地域の祭事支援及び継承活動
- その他地域活性化のために必要な活動
- 活動報告や地域新聞の作成
募集人員
地域づくり支援員1名
- 美良布地区集落活動センター
1名(香北町美良布地区担当)資格
- 心身ともに健康な方で、集落の地域づくり支援活動に意欲と情熱があり、地域住民とともに積極的な活動ができる方
- 地方公務員法第16条に規定する一般職員の欠格事項に該当しない方
- Eメール等パソコンを日常的に利用されている方
- 普通自動車免許を取得し、日常的に運転をしている方
活動内容
- 集落活動センター全般に関する活動
- 集落活動センターの事務局
- 集落活動センターの部会や地域活動の支援、また地域住民が交流する活動の支援
- 集落維持に関する活動
- 住民の生活支援に関する活動
- 地域資源の発掘及び地域資源活用による振興活動
- 地域間交流及び他地域からの移住促進に関する活動
- 伝統文化継承に関する活動
- 地域の祭事支援及び継承活動
- 活動報告や地域新聞の作成
勤務場所
香美市役所本庁舎に勤務します。
美良布地区集落活動センターの担当者は、2018年7月以降は、香美市役所香北支所及び集落活動センター美良布事務所で勤務となります。
勤務時間
1日7時間45分、月16日勤務を基本とします。
土曜日、日曜日、祝日、夜間の勤務がある場合もあります。
雇用条件
- 市の非常勤職員
- 雇用保険加入
- 勤務時間中はノートパソコンと公用車を貸与
- 休日(有給休暇・特別休暇を除く)で業務に支障がなければ兼業可能
雇用期間
2018年6月1日から2019年3月31日までとしますが、双方協議の上、更新する場合があります。
賃金
月額188,880円
別途通勤手当が有ります。
【外部リンク】地域づくり支援員募集−香美市公式ホームページ
http://www.city.kami.kochi.jp/soshiki/11-2/sien01.html
応募方法
(1)募集期間
2018年3月23日(金)から2018年4月20日(金)
(2)提出方法
郵送は2018年4月20日(金)必着
香美市役所定住推進課に直接お持ちいただいてもかまいません(3)提出書類
- 高知県香美市地域づくり支援員応募用紙
応募用紙(地域づくり支援員) [PDFファイル/27KB]応募用紙(地域づくり支援員) [Wordファイル/19KB]
(このファイルはMicrosoftwordで作成されています。)- 履歴書は市販のものでかまいませんが、写真を必ず添付してください。
- 活動目標レポート
地域づくり支援員として活かしたい私の経験や能力、地域の活性化に向けた意気込み、支援員として取り組みたいことなどをテーマにしてレポートを提出してください。
レポートは400字詰め原稿用紙3枚程度とし、パソコンで作成したものもかまいません。(4)提出先