「地域づくり支援員」の募集。現在活動されている集落支援員の平山担当にお話を伺いました。美良布地区についてはコチラをご覧ください。

「平山地区」ってどんなところ?

現在、100軒ほどの家があり、今も実際に住んでいるのは200名前後の小さな集落です。地域内には、廃校となった小学校を利用した宿泊施設『ほっと平山』、春は桜が美しい『親水公園』、スイッチバックが見える秘境駅『新改駅』、高知県初の水力発電所『平山発電所』などがあります。現在は少子高齢化で人口も減り、空き家や耕作放棄地も増加しています。また、耕作放棄地の増加は、農作物への鳥獣被害もまねき、毎年農業を辞める人も増えています(もちろん高齢化という理由もありますが)。まあ、これはどこの中山間地域も同じような問題を抱えていることだと思います。

しかし平山が他の地域と違うのは、地域内にいろいろな組織があり、今でもそれぞれ盛んに活動が行われていることです。地域が衰退するのを、ただ指をくわえて見ているだけにはしない結束力と対応力があると感じています。また、地域行事もさくら祭り、夏祭り、運動会、敬老会などが行われており、県立大の学生さんも開催をサポートしてくださっています。

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平山の春
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平山から見える風景

地域づくり支援員に聞く「集落活動センター平山地区」での仕事

初のミッションは「集落活動センターの開所に向けての話し合い」というのが僕のミッションでした。しかし、地域の全戸を回ってニーズを聞くと、思っていた以上に地域は力を失っており、集落活動センターどころじゃないなというのが最初の印象でした。そこで、2年間は一度も集落活動センターという言葉を出さず、集落活動センター以外の地域活性化の方法を模索しました。最初は鳥獣対策の組織を立ち上げました。最も鳥獣被害への悩みが多かったのと、みんなでイノシシを狩って楽しく鍋でも囲めたらいいなって。そんな単純な動機で始めましたが、今では地域内に狩猟者が増えて、狩猟者同士の結束力も高まりました。

また地域内にいる若い方と何かできないかと思い、青年団を立ち上げて活動しています。休みの日にみんなで小遣い稼ぎができないかと思って、県や電力会社と契約して草刈りの委託を受けています。またそのお金を地域行事の主催や、備品の購入などにも使っています。

他にも普段の業務では、集落活動センターの準備に関すること、地域新聞の制作&配布、また地域の方にお願いされたことは基本的に何でも(資料届け、道路掃除や修理、木の伐採・草刈りなど)やっています。休みの日に、イベントや手伝いで顔を出すこともよくあります。市役所に所属はしていますが、どちらかと言えば地域住民寄りのポジションに立つことを意識して、地域の方々のサポートをさせていただいています。

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ある日の作業風景-種植え

支援員さんよりメッセージ

◇支援員 坂本さん

集落活動センターの運営が大きなウェイトを占めることになるかと想定しています。4月に開所する集落活動センターは、基本的に「地域の維持・継続」を目的としています。しかし、地域に人が年々減っている今、地域外の人の力を借りるのが最も重要になることでしょう。移住してくれる方、就業をしてくれる方、手伝ってくれる方、なんでもいいので地域に関わりを持ってくれる関係人口を増やすことが当分の目的になるのではと、考えていますが、地域住民の方が決めたことが第一なので、まだどうなるやら(笑)。

一緒に仕事をしてくださる方に求めることは、何か突き抜けている方がいいです。ネットに強いとか、行動力が飛び抜けているとか、事務しかしたくないとか。平山には、魅力的なものがたくさんあります。それを外に発信した、上手く商品にできる人がいるといいですね。もしくは、地域維持のための守備ができる人が来てくださるとありがたいです。とにかく僕とは逆のことをやってもらいたいと考えています。

一緒にやってみないとわからないけど、田舎ならではの適応力は絶対に必要になってくるので、気持ちを汲み取れる安定感のある人がいいですね。とにかくこの仕事は楽しいですよ~。

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地域づくり支援員 坂本さん(前列左)より提供 平山の青年団の皆さん

【外部リンク】 香美市 集落支援員 Facebook

https://www.facebook.com/香美市-集落支援員-1599560586986818/

あなたの応募をお待ちしております(^▽^)ノ

以下、香美市公式HPより抜粋
【外部リンク】地域づくり支援員募集−香美市公式ホームページ
 http://www.city.kami.kochi.jp/soshiki/11-2/sien01.html

集落活動センター平山地区担当

土佐山田町平山地区は、町内でも北部の山間地域にあり、4集落から構成されています。同町は、2010年から2060年の50年間で、人口が20,589人から14,005人まで68%に減少し、高齢化率は30.8%から40.5%になる見込みで、人口減少は顕著ですが、香美市内では人口が多く高齢化率も低い地域です。しかしながら、平山地区は町内でも北部の山間部にあることから人口減少及び高齢化は進んでいると言える地域です。この地区は中山間地域の課題を抱えていますが、地域には廃校になった平山小学校を活用した宿泊施設であるほっと平山があり、地域内外との交流を行ています。また、昨年には平山青年団が復活し、地域の若者等を中心に活動を行っており、その他にも地域内には活動している組織があります。

そこで、若者等を中心に、地域住民が主体となって地域活動を維持・継続するための仕組みづくりを行うことを目指して、2018年4月に集落活動センターを開所します。

主な仕事内容

  • 平山地区集落活動センターの事務局
  • 集落活動センター部会や地域活動の支援、地域住民が交流する活動の支援
  • 地域の祭事支援及び継承活動
  • その他地域活性化のために必要な活動
  • 活動報告や地域新聞の作成

 募集人員

地域づくり支援員1名

  • 平山地区集落活動センター
    1名(土佐山田町平山・東川・曽我部川・大法寺北地区担当)

資格

  • 心身ともに健康な方で、集落の地域づくり支援活動に意欲と情熱があり、地域住民とともに積極的な活動ができる方
  • 地方公務員法第16条に規定する一般職員の欠格事項に該当しない方
  • Eメール等パソコンを日常的に利用されている方
  • 普通自動車免許を取得し、日常的に運転をしている方

活動内容

  • 集落活動センター全般に関する活動
  • 集落活動センターの事務局
  • 集落活動センターの部会や地域活動の支援、また地域住民が交流する活動の支援
  • 集落維持に関する活動
  • 住民の生活支援に関する活動
  • 地域資源の発掘及び地域資源活用による振興活動
  • 地域間交流及び他地域からの移住促進に関する活動
  • 伝統文化継承に関する活動
  • 地域の祭事支援及び継承活動
  • 活動報告や地域新聞の作成

勤務場所

香美市役所本庁舎に勤務します。

勤務時間

1日7時間45分、月16日勤務を基本とします。

土曜日、日曜日、祝日、夜間の勤務がある場合もあります。

雇用条件

  • 市の非常勤職員
  • 雇用保険加入
  • 勤務時間中はノートパソコンと公用車を貸与
  • 休日(有給休暇・特別休暇を除く)で業務に支障がなければ兼業可能

雇用期間

2018年6月1日から2019年3月31日までとしますが、双方協議の上、更新する場合があります。

賃金

月額188,880円

別途通勤手当が有ります。

応募方法

(1)募集期間

2018年3月23日(金)から2018年4月20日(金)

(2)提出方法

郵送は2018年4月20日(金)必着
香美市役所定住推進課に直接お持ちいただいてもかまいません

(3)提出書類

  • 高知県香美市地域づくり支援員応募用紙
    応募用紙(地域づくり支援員) [PDFファイル/27KB]応募用紙(地域づくり支援員) [Wordファイル/19KB]
    (このファイルはMicrosoftwordで作成されています。)
  • 履歴書は市販のものでかまいませんが、写真を必ず添付してください。
  • 活動目標レポート
    地域づくり支援員として活かしたい私の経験や能力、地域の活性化に向けた意気込み、支援員として取り組みたいことなどをテーマにしてレポートを提出してください。
    レポートは400字詰め原稿用紙3枚程度とし、パソコンで作成したものもかまいません。 

(4)提出先

NPOいなかみ

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