2016年2月に高知県香美市に来ていただいた東京在住、久保彩さんの香美市体験レポート。その1、その2に続きまして、香美市体験レポートその3「宿とサーフポイント そして提案へ」です。

お宿は「民宿遊良里やまさき」へ

いなかみライフでも紹介された山間にある「民宿遊良里やまさき」

http://inakami.net/works/yurari_yamasaki-12186.html

まるでおばあちゃんの家に遊びにきたような安心感。

ここでは畑仕事や田舎寿司作りなど、さまざまな里山体験ができるそうです。

そしてなにより満点の星空に大感激!!真っ暗闇の山道を、不安でいっぱいになりながらも運転してきた甲斐があった(泣)

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宿の朝食は、お野菜、卵、お米、お茶の葉まで、ほとんどが宿や近所で採れた物を使っています。

一番感動したのは、「イタドリ」の油炒め。高知ではよく食卓に並ぶ山菜だそうで、ご飯がすすむ、ススム!

香美市の見どころ観光

おなかが満たされた後は、香美市の名所「轟の滝」へ。

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気持ちのよい山道を進んだ先にあるのが、日本の滝100選にも選ばれた「轟の滝」。

三段落ちになっている滝つぼがとってもキレイで、思いがけず長い間眺めてしまいました。

ハイキングコースは起伏が激しく、運動不足の私はゼーゼー言っていましたが、ちょっとしたアドベンチャー気分が楽しめて家族やグループで行くと面白そうですね。

 

その後は、いなかみの宮嶋さんおススメの雪が峰牧場の牛を眺めるビュースポットへ。

残念ながら牛は見れませんでしたが、新緑の季節はとっても素晴らしい景色が見えるそうです。

 

高知市の多国籍料理店「so-an」へ

そして、次は高知市へと向かいます。

今回のテーマ「サーフィン移住」についてヒアリングするため、高知県在住の友人・河井舞さんと中村のりたかくんにアテンドをお願いしました。

まずは、伝説のサーファーと呼ばれている公文潔さんに会いに、高知市の多国料理店「so-an」へ。

 

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「so-an」オーナーの潔さんが作る日替わり定食は、素材の味を生かしながら一品一品が丁寧に作られていて、とっても美味しかった!

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「香美市とサーフィン…う~ん。釣りならいいかもね。」

海から離れている香美市は、どうやらサーフィンとはイコールにならないようです。ただ、海から離れた町にサーファーがいないかというと、そういうわけでもないとのこと。

 

これまで数多くの移住者を見てきた潔さん。

移住してその土地で暮らしていくには、ここで暮らしていくんだ、という相当な覚悟が必要だと言います。

地域の人たちとの関係性を築き、地域をよくしていこうと活動している移住者の人たちに対しては、手助けしたり一緒に何かやりたいという気持ちにさせられると言います。

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潔さん曰く、

移住してきた人と話して気が合ったら自分の友達にも紹介したいなと思うし、そうして紹介が紹介を呼び輪が広がっていく、と。

移住云々でなくとも、人間関係って確かにそういうもの。移住先で楽しい日々を送れるかどうかは、地域の人とうまく付き合えるかどうかが大事なポイントのようです。

 

農家×サーフィンの第一人者・いの町の“まっちゃん”

そして次は、いの町で有機ショウガを生産している刈谷農園の刈谷真幸さん(通称まっちゃん)に会いに行ってきました。まっちゃんは生粋のローカルサーファーでもあります。

そして、数名の移住サーファーがまっちゃんのもとで働いています。

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まっちゃんは、農業もサーフィンも全力で取り組んでいる人たちを集めて「サーフ&ファーム」というチームを作って活動しています。

そんなまっちゃん曰く、

移住して暮らしていくために一番大事なのは地域の人との繋がりだそうです。

まっちゃん自身も、刈谷農園で受け入れている移住サーファーが地域に溶け込めるよう、仕事以外のプライベートの時間には一緒にサーフィンやゴルフをするそうです。周りの人にもどんどん紹介するので、彼らは地域の輪の中に自然に入ることが出来ています。

農業、サーフィンというカテゴリーに関係なく、移住そのものがうまく行くかは、

人との繋がらりを大事にして地域の中に溶け込むことが一番重要なんですね。

 

サーフポイントへ

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ここ仁淀川の河口は、日本でも屈指のサーフポイント。さすが仁淀ブルーと言われるだけあって綺麗です!目の前にはカフェや展望台があるので、ここから眺めているだけでも楽しめそうです。

この日は誰も入っていなかったのですが、上級者向けで難易度が高く、ビジターが簡単に入れるポイントではないようです。

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香美市からは遠いですが、四万十川や室戸方面にも有名なサーフポイントがあります。

初心者やビジターサーファーも入りやすいポイントがあるそうなので、ドライブがてら行くのも新鮮かもしれないですね!

 

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そして、夜ははりまや橋にほど近い人気のエスニック料理店「東風」へ。

サーファー潔さんとアテンドしてくれた河井さん・中村君と、移住のこと、高知のこと、夜更けまで話しました。突然の訪問にも関わらず、ここまで真剣に一緒に考えてくれたみんなに心から感謝です!!

 

香美市体験から「農業×サーフィン×移住」の検討をとおして

移住がうまく行く秘訣について、地元の方全員が一致していた意見が「地域の人との繋がりをつくること」でした。都会と違って地域の人たちとの関係性は密接なので、率先して草刈をしたり地域の行事に参加したりすることがとっても大事なんですね。

知り合いがいないという人は、NPO法人いなかみさんに相談してみてください。高知には、まるで自分事のように考えてくれて、本当によくしてくれる人が多いですよ。

 

また、香美市には月15,220円で住めるお試し住宅があったり、農家の短期アルバイトもあるので、移住を検討している人にはトライしやすい環境が整っています。物部川と山に囲まれた大自然の中で、農業に精を出すも良し!海までドライブしてサーフィンするも良し!

 

香美にはここでは紹介できないくらい魅力的な場所がたくさんあります。個人的には、山の上の本屋さん、草木染め・クラフト体験、山登り、神社巡りなど、これから行きたいところ、やりたいことが盛りだくさん!みなさんにも、ぜひ香美ライフを楽しんでいただきたいです。

 

最後に、今回のヒアリングを踏まえて、提案させていただいた「農業×サーフィン×移住」の企画を、NPO法人いなかみさんと一緒に、これから形にしていきたいと考えています。また詳細ができましたらお知らせさせていただきます!

 

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2016年2月に高知県香美市に来ていただいた東京在住、久保彩さんの香美市体験レポートをお届けいたしました。
その1 「ニラ農家訪問とわらじ作り体験」

その2 「ゆず農家訪問&お買い物事情」

その3 「宿とサーフポイント そして提案へ」

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