2016年2月に高知県香美市に来ていただいた東京在住、久保彩さんの香美市体験レポートを3回に分けてお届けいたします。今回は、香美市体験レポートその2「ゆず農家訪問&お買い物事情」です。
その1 「ニラ農家訪問とわらじ作り体験」
その3 「宿とサーフポイント そして提案へ」
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香北町のゆず農家・猪野さんを訪問
そして今回のプロジェクトのテーマでもある、後継者獲得が課題のゆず農家。香北町の猪野さんにお話を伺いました。
山に囲まれたのどかな風景に癒されます。ゆずの木は約400本あるそう。
すでに収穫時期は終わり、いまは剪定の時期。猪野さんが実際に剪定の様子を見せてくれました。
ゆずの収穫は10月末~11月20頃が本番。地域の人たちも総出でお手伝いをするくらい大忙しです。
収穫が終わると花が咲く春までは、剪定作業を行います。
木全体にお日様が当たるように、収穫がしやすいように、強烈なトゲが果実に刺さらないように…そのすべてを満たすように剪定するため、非常に技術がいるそうです。剪定しすぎても木自体がダメになってしまうそう。枝も太く、丁寧に切っていくので、一日中作業しても15本程度が限界だそうです。
ゆずは手を掛けた分だけ、キレイないいものが育つそうです。品質によって販売価格は1個20~300円と、だいぶバラつきがあります。猪野さんのように、じっくり時間と手間を掛けて品質の良いものを育てていくと、高値で出荷でき安定した収入に繋がっていくのでしょう。一方で、品質にはそこまでこだわらず、繁忙期以外はゆっくり休んで余暇を楽しむ農家さんもいるそうです。
ワークライフバランスは自分で決めることが出来るんですね。
香北町のゆず農家は、やはり後継者不足に直面しているとのこと。数年以内に離農予定のゆず農家も少なくないそうです。農業をやりたい若い世代と、リタイアを迎える農家さんをうまくマッチングする制度構築の必要性を、強く感じました。
香美市のお買い物事情やいかに??
移住する際の重要なチェックポイントが「お買い物」。
香美市民ご用達のスーパー「バリューかがみの」。
入店してまず驚いたのが、
①柑橘系果物の種類が異様に多い!
ゆずの産地だし、ミカンで有名な愛媛のお隣だからかな…?
②トマトの種類が尋常じゃないくらい豊富!
高知の採れたてのトマトが並んでます。東京ではあまり遭遇しない贅沢な光景!
③ゆず果汁液の一升瓶が、当たり前に陳列されている!
高知県あるあるですね(笑)
それと、私が住んでいる地域と圧倒的に違ったのが、地産地消のコーナーの充実度。
こちらのスーパーは種類も数も豊富!採れたての美味しい野菜を近くのスーパーで買えるって、本当にすばらしい。
香美市山田高校の高校生が開発した、しょうがを使った饅頭。お土産に購入!
香美市にある雪ケ峰牧場のジャージー種の生乳から作ったヨーグルト。
いなかみ宮嶋さんイチオシ、お隣南国市の「ノンホモ牛乳」。
上層部は生クリームのように濃厚で、下層部は搾りたてのサラリとした牛乳。かなりいいお値段ですが、たしかにこれは美味しい!!
「バリューかがみの」には店員さんの変顔写真&面白コメント(たまにシュール)満載のPOPが至る所に置かれていて、なんだか楽しい気分でお店を後にすることができました(笑)
香美市の名物コンビニ「おかばやし」
店内の写真が無いのが残念なくらい、内装も商品も“ぶっ飛んでる”コンビニです!
コンビニ商品のほかに、手作りスイーツや、ぬいぐるみ、衣料品、そしてまさかの某有名ブランドのウン万円するバッグが、かなり無造作に陳列されています(笑)
プリンがイチオシの人気店だそうです。カオス…。
香美市内のお買い物スポットは少ないものの、生活には困らないかな、という印象でした。ただし、スーパーから遠いエリアはちょっと不便かも。不便なかわりにより豊かな自然環境を得られるので、どちらを優先するかは個人の判断になると思います。
景福宮(キョンボックン)にて韓国料理ディナー
またまた素敵な古民家レストラン。食べる前からテンション上がってしまいます。
こちらも写真がないのが残念ですが、海鮮チヂミやスンドゥブチゲなど、美味しくてリーズナブルなコースを堪能しました♪
香美市周辺にはとにかく素敵なお店が多いです。
これ、すべて香美市にあるカフェやレストランです!現地の方に聞くと、こだわりの食材を使った美味しいお店が多いとのこと。ぜひ、全制覇したいものです。
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2016年2月に高知県香美市に来ていただいた東京在住、久保彩さんの香美市体験レポートを3回に分けてお届けいたします。
その1 「ニラ農家訪問とわらじ作り体験」
その2 「ゆず農家訪問&お買い物事情」
その3 「宿とサーフポイント そして提案へ」