2014年8月2日現在、日本近海に台風11号と12号の2つが発生しており、11号が四国のはるか南方からゆっくり北上中、12号は九州のすぐ西側まで上ってきています。その12号の影響からか、本日の香美市は朝から大雨。雷もゴロゴロ鳴っており、予定されていた「土佐山田祭り」も早々に中止の決定が下っていました。
高知は台風が多いイメージだけど、実際どうなの?
気象庁のデータを見てみると、高知の上陸数は2位。確かに多い地域です。先日の台風8号でも、香美市で突風が吹き荒れ、ビニールハウスが倒壊するなど、その被害が全国ニュースでも取り上げられていました。
ただ、実際に高知に住んでいる印象として、台風接近でヤヒヤすることは確かに多いのですが、ここ数年、直撃する機会は減ってきたように感じています。台風の多い東部・室戸市に住むおじいちゃんからも「昔と台風の進路が変わってきている。当たっていた(進路)予測が当たらなくなった」という話を聞いたことがあります。
実際に、高松地方気象台の四国への上陸データを見ても、1960年70年代から比較すると、2004年は多くの上陸があるものの、全体を見ると確かに高知への上陸は減ってきているようです。
昔の人は言いました「災害は忘れた頃にやってくる」
このように、台風接近の多い高知県ではありますが、世間がイメージするほどではなくなってきている、というのが生活者としての印象です。特に香美市は地盤が固く災害に強い地域と言われているため、より安心感が強いと感じています。
しかし、前回の台風8号のように、油断していれば思わぬ被害をもたらすことは多々あります。建物の技術力、地域の防災力が向上すればするほど、自然災害による大きな被害は軽減されていきます。しかし「よし、もう大丈夫だ!」と過信した時にやってくるのが災害です。
どこに住んでいても、備えだけはしっかりしておきましょう。避難場所を確認しておくだけでも、いざという時には大変役立ちます。