高知県香美市の子育て事情をお伝えする「子育て特集」第4回目の掲載です！

（※第3回の記事は修正中です。再掲載まで今しばらくお待ちください）

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高知といえば「自然豊かなところ」というイメージが定着していると思います。ただ自然遊びは「注意すべき点」もたくさんあります。特に子ども達が遊ぶ際は、楽しくてどんどん行ってしまう恐れもあるため、事前に危険なことやその対処法はしっかり教えておく必要があります。

そこで今回は子ども連れでも安心して自然遊び（森遊び）ができる「高知県立森林研修センター情報交流館」（住所：香美市土佐山田町大平８０）の方に、自然遊びの心得や注意点をお聞きしました。

ちなみに、情報交流館では以下のような自然遊び（自然の中の遊具遊び）ができますよ！子ども連れでも安心感のある施設＆自然環境です。

・ハンモック
・ツリーハウスに上がってみよう！
・ターザンロープ
・崖をのぼってみよう！
・森の中を歩いて散策　　などなど…
（他にもいろんな遊びを教えてくれるらしいよ！）

森林研修センター情報交流館
http://www.k-kouryu.net/

自然遊びの心得

森に入るということは、樹木を含めた生き物（ハチ、ヘビなども）の住処(すみか)に入ることになります。その「生き物たちのおうちにおじゃまする」という気持ちを持ちましょう！　みんなだって、いきなり知らない人が自分のおうちの庭に勝手に入ってきたらイヤでしょ？それと同じなんです。

森に入るときの５つの注意点

①森は走らない！

理由は「走っていると危険に気づきにくいから」です。ケガをしないためにもゆっくり歩いて楽しみましょう。木の根っこや枝に当たるだけでも痛いですよ！また、下りの坂道は歩幅を小さく、ジグザグに歩くと転倒防止になります！

■けがをしてしまった時は
情報交流館では、森に入るときには必ず救急セットを常備しています。けがをしても焦らず職員に言ってください。救急セットには「消毒液、カットバン、包帯、湿布、虫さされ薬、かぶれの薬、やけどの薬、ポイズンリムーバー」などが入っています。

②ヘビやハチ、ムカデに注意！

当たり前ですが「危ないから」です(笑)　こうした危険に気づくためにもゆっくり歩くことが大切です。

■ヘビやハチ、ムカデにかまれたり刺されたりしてしまった時は
何にやられたのかが分かる場合はその場で対応します。
・マムシやスズメバチ・・・すぐに救急車を呼んで対応します。何にやられたのかが分からない場合は安静にし、必要に応じて救急車を呼ぶなどの対応をします。
・ムカデ・・・できれば熱いお湯で洗い流し、患部を清潔にしてポイズンリムーバーを使用します。
・ハチ・・・患部を流水で冷やし、必要に応じてポイズンリムーバー、抗ヒスタミン、ステロイド系の薬を使用します。

③植物をむやみに傷つけない！

「ハゼノキ(ウルシ科)」などが代表的ですが、触れると肌がかぶれたりすることがあるためです。お肌のためでもありますが、植物も葉っぱを傷つけられると泣いちゃいますよ！

■ハゼノキに触れてかぶれてしまった
すぐに洗い流しまずは安静にして様子を見ます。状況によっては親御さんの了承を得たうえでステロイド系の軟膏(なんこう)を使いますが、アレルギー反応が出たりすることもあるため、病院できちんと診察などを受けて薬を処方してもらう事をお願いしています。

④思いっきり楽しむけどマダニには注意！

森で遊んでいると気づかないうちに噛まれてしまうこともあるためです。遊び終わったら「おりゃーっ！」と体をはたいてダニを落としましょう。

■ダニに噛まれてしまったら
すぐに皮膚科を受診します。ダニは絶対に自分で取ろうとしないでください。感染症などの危険があります。

⑤森に入る服装は「長そで、長ズボン、帽子」が基本！

①〜④で記した注意点を予防するためです。夏であっても薄手の長そでや軽く羽織れるものを持っておくとgoodです。もし長そでを忘れてしまった場合は、虫除けスプレーを使ったりしますが、スプレーをしていても虫に刺されることはあります。

森に入るときは「長そで、長ズボン」の服装で来ることを忘れないようにしてください。

スタッフまとめ

以上が自然遊びの心得と５つの注意点でした。自然と遊ぶときはこの心得と注意点をきちんと理解したうえで思いっきり遊ぶ！といのが大事なんですね。また、もしもの時の対処法も知っていれば安心感が違います。

今回お話を伺った森林研修センター情報交流館には、こうした自然遊びのプロがたくさんいて、もしもの時の対応もしてくださいます（もちろん、自分でも気をつけながら！）ので、ぜひ一度足を運んでみてください。Let’s play with naturel !

森林研修センター情報交流館
http://www.k-kouryu.net/