「いざなぎ流の原像『博士』を求めて―大忍庄の信仰世界―」
平成27年6月6日(土)・7日(日)
いざなぎ流は香美市物部町を中心に伝わる現在進行形の民間信仰であり、その舞神楽は重要無形民俗文化財です。
起源は明らかにはなっていませんが、陰陽道や仏教などの要素も合わさったとされるその奥深い世界は、太夫からその弟子へと受け継がれてきました。
いざなぎ流の太夫が多く活躍していた旧槇山村(香美市物部町)は、
中世は大忍庄(おおさとのしょう)という荘園の一部でした。
大忍庄は、現在の香南市から香美市の山間部に及ぶ広大な荘園です。
物部川河口に近い赤岡には「博士」と呼ばれる民間宗教者の頭も住んでおり、
大忍庄には、いざなぎ流の成立を考える上で注目される民俗や信仰が見られます。
第1部と第2部は、博士の痕跡や大忍庄の歴史を訪ねて香南市や物部町大栃を巡ります。
また、第3部では、オンザキ様の神楽と荒神鎮めを神楽保存会の皆様に再現して頂きます。
平成27年6月6日(土)13:00~18:00
〈第1部〉大忍庄の里巡り
〈香南市香我美町・赤岡町〉参加費4,000円(バズ代・保険代)
バスと徒歩で大忍庄の神社や博士頭の屋敷跡を探訪します。(定員20名、先着順)
集合場所:香美市中央公民館1階 談話室(香美市土佐山田町宝町2丁目1番27号)
平成27年6月7日(日)
第2部=9:00~11:30、第3部=13:00~16:00
<第2部>物部町大栃の里巡り 参加費:500円(保険代含む)
徒歩で博士や陰陽師の痕跡を訪ねます。
集合場所:奥物部ふれあいプラザ(香美市物部町大栃878-3)
<第3部>いざなぎ流・オンザキ様の神楽と荒神鎮め 参加費:1,000円(高校生以下無料)
いざなぎ流神楽保存会による公演と、映像解説で、神祭りと鎮めの呪術を紹介。
会場:奥物部ふれあいプラザ
◆問い合わせ先(企画内容全般)
いざなぎ流と物部川流域の文化を考える会 メールアドレス stp2014tum@gmall.com
高知県立歴史民俗資料館(高知県南国市岡豊町八幡1099-1) TEL 088-862-2211
主催 いざなぎ流と物部川流域の文化を考える会
共催 いざなぎ流神楽保存会,香美市教育委員会・香南市教育委員会,高知県立歴史民俗資料館(公益財団法人 高知県文化財団)