香美市に関わる魅力的な人を紹介する連載記事として「かみめぐり~香美を廻る体験博~」の各プログラムを主催する10人にインタビューを行いました。

おしゃべり倶楽部
集落活動センター美良布おしゃべり倶楽部メンバ
(左)久武香代さん (中)代表 五百蔵由美さん (右)二宮美智さん

第3回は、『おいしい野草を選んで、オリジナルブレンド野草茶を作ろう!』を企画されました、集落活動センター美良布おしゃべり俱楽部代表の五百蔵由美さん、メンバーの久武香代さん、二宮美智さんにお話を伺いました。

 

 

わたしの野草茶ブレンド体験

おしゃべり倶楽部は、2016年に集落センター美良布から誕生し、おしゃべり好きなメンバーを中心に活動されている市民グループです。

田舎だからこそ周囲にたくさんある「野草」という資源をフル活用し、ブレンドティーという形に変身させ、『わたしの野草茶ブレンド体験』というワークショップなどを中心に、野草の魅力を発信されています。また今年はブレンドされた野草のティーパック発売も控えているとのこと。

 

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カキドオシ、ハハコグサ、キシマメというオススメのブレンドをいただきました
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温かいお茶と共に優しい香りが

自分の体の不調に合わせてブレンド体験ができるこのワークショップは、若い世代からご年配の方まで皆が、楽しく時間を過ごせ、また来たいと言ってくれる方がたくさんいるそう。

野草という言葉を聞いてイメージするのが、道端に生えている草花ですが、ここで使っている野草は、空気の澄んだ香北の山(国から有機JAS認定を受けた一角)で育った野草だそうです。 自分たちで栽培するわけではなく、そこに自然に生えてくれた野草たちを使うので、年によって収穫する野草の量が種類によって少なかったり多かったり。

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よく使用するという種類を持ってきていただきました

この香北の山で取った野草の茶葉の種類は、カキドオシ、ハハオグサ、クワノハ、ビワ、ヨモギなど……なんと16種類。

そしてそれぞれの野草の茶葉にそれぞれの味の特徴や風味、効能(※1)があるとか。

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黄色の花がハハコグサ。黄色の色味を出すのだとか。

 

野草は、意外にも優しい味。そして出る色がそれぞれ違い、黄色だったり、茶色であったり、緑色であったりする。

そして、カキの葉は、甘いカキではなく渋カキの葉でないと苦みが強いなど、奥が深い….。

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種類が違うと香りや味もまた変わってくる面白さ

いただいた野草茶の味は、マイルドで香りもよくホッと一息つけるような優しい味でした。これが野草?というような味で少し驚きながら、美味しい一杯のお茶をいただく時間が心地よかったです。

 

※1 薬ではないため、すべての人に直接的に作用するものではなく、あくまで生活習慣を整える一つの手段としての働き。

 

 

「いいモノはおすそわけしたい」のおせっかい精神

集落活動美良布センターで、野草を摘みにいってくれる手伝いをしてくれる人を探しているとの話があがり、そこで手を挙げたのが五百蔵さんだったそう。退職するまではほとんどを高知市内で忙しく過ごしていた五百蔵さんは、180度異なる世界に足を踏み入れることになります。

野草に関する知識は皆無でしたが、本を片手に仲間と自然豊かな山の上で、壮大な景色を見下ろしながら、花摘み感覚でできた野草摘みは楽しかった。知らなかった世界に一歩踏み入れることは、おもしろい発見の連続だったと話してくれました。

野草をお茶にした時の風味のマイルドさと飲みやすさに驚いた五百蔵さん。そして、体にも良い働きをしてくれる野草のそれぞれの特徴を知り、健康づくりというところにも目を向けるようになりました。

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身近なお茶というところで健康づくりのお手伝いができたらと五百蔵さん

「病気は生活習慣が積み重なって起こってくるものだと思っています。野草は薬ではないので、すぐ効くとか必ず効くというものではないけれど、将来の健康のために『身近なお茶』というところで生活習慣にプラスできるものだと思ったんです。」と五百蔵さん。

家族やご近所の方の不調を聞いた際は、それに合うような野草の茶葉を渡してあげるようにしているとか。不調がある人は効能にも敏感な人が多く、とても喜ばれているそうです。(※個人の感想なので全ての方に効果があるわけではありません)

おしゃべり倶楽部では、『身近なところから健康づくり』をモットーに、いいものはおすそわけしたい、そんなおせっかいな精神が今の活動のベースとなっています。

 

行動することの先にある新たな出会い

野草に出会って一番の大きな変化は、自分のものの見方がかわったこと、と五百蔵さん。

今まで何もなしに通っていた道に、実はこんなにたくさんの野草たちが生えていたなんてと目を配るようになったし、いろんな種類があって、名前の由来にまで意味があってと、気付いてなかったものに気づける楽しさに夢中なり、探究心に火がつきました。

身近にあるものに新しい発見がどんどんでてくる楽しさは無限に広がっているよう。

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野草と出会って変わった考え方などを話してくれた皆さん

「野草をきっかけに本当にたくさんの人との出会いがありました。今目の前の人を大切にできたら、きっと次につながって、良い出会い、良い経験のきっかけを運んできてくれると教えてもらった気がします。」

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野草を通じて良き仲間となった3人

「今自分が活動できているのも仲間がいてくれるからこそ。1人では何もできないし、楽しくない。指揮をとるのが私なら、助けてくれたり助言をしてくれるのがこの二人。良き仲間であり、バランスの良いチームワークが実現できていてありがたい。」とお互いにありがとうの気持ちが行き交いました。

60年生きてきて、こんな考え方は今までになかったと五百蔵さん。若い頃の夢は、『豊かな老後』だったそうです。

「人生の残りが少なくなってきたからこと思うことは、『今楽しまなければいつ楽しむ』ということ。だから何でもまずはやってみる、行動を起こしてみるということを大事にしています。この年になっても、次から次へといろんなことを教えてくれるのが野草の魅力です。」

あの時行動を起こして本当に良かった、と話す五百蔵さんはとてもいきいきとしていました。

 

わたしたちの「いいもの」を香美市から届けます

おしゃべり倶楽部で大事にしていることは、野草をただ商品として売るということではなく、自分だけのブレンドティーをつくるワークショップを通じて、自分の体と向き合う時間や、参加した人たちみんなで楽しさを共有するということを大事に考えています。

今後は地域のコミュニティに入っていって、野草のブレンド体験のワークショップを行うだけでなく、商品化を実現させ、現地に行かないと買えないというのではなく、気軽に買ってもらえるようネット販売も視野に入れて動いているという。

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商品化を控えた『私の野草茶』

 

香北の豊かな自然で育った野草で、生活習慣+αの健康のおすそわけがしたいという想いで活動をしているうちに、たくさんの方から「自分で野草を摘んでお茶にすることは難しい、おすすめの茶葉をブレンドしたものをパックにいれた状態で売って欲しい」との声をもらったので、商品化ということを目指しました。

綺麗な空気で育った木々の下に生える野草なので、安心安全な野草。そこは他とは差別化していきたい部分と五百蔵さん。

高知県の自然豊かな地で育った野草が全国にも広がって、野草の魅力を少しでも多くの方に知ってもらえたら…..。

 

「一歩踏み出すことでこんなにも素敵な第二の人生が待っているとは思わなかった。素敵な仲間と出会い、活動を支えてくれる方たちもいる。その人たちのためにも、やるべきことは、高知の自然を活かしたいいものを形にして届けること。」とこれからの意気込みを話してくれました。

彼女たちの心はパワーに満ち溢れており、我々若い世代も負けていられないなと感じます。と同時に、第二の人生を楽しんでいる人生の先輩を見て、高知の田舎の元気を感じました。

 

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集落活動センター美良布(びらふ) おしゃべり倶楽部

活動拠点:集落活動センター美良布

電話番号:0887-52-9708

『草摘み体験』『ブレンド体験』『地紅茶作り体験』はお問い合わせ受け付け中。

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【関連記事】いなかみライフ 美味しい「私の野草茶ブレンド体験」商品開発ワークショップ

【外部リンク】かみめぐり おいしい野草を選んで、オリジナルブレンド野草茶を作ろう!https://kamimeguri.com/programs/6170a9c1421aa90001814c3c

 

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