年越し前に、 アルコールストーブの製作編について紹介しました。今日は実用について紹介したいと思います。
私は今年、このアルコールストーブを使って、温かいお茶を飲みながら初日の出を待ちました。好きなところで、お湯を作れるだけで自然の楽しみが充実します。
外で使うには五徳と風ぼうがあるといい
アウトドアの中で、火を使うことは大きな楽しみの1つです。キャンプファイヤーなんて夢中で楽しめます。アルコールストーブも小さいですが、お湯を沸かすには十分です。何よりコンパクトでどこにでも持っていけます。ただし、前回も少し紹介しましたが、外でアルコールストーブを利用する時は五徳と風ぼうがあるといいです。
写真のように、マグカップを置いて火をつけるとなると五徳が無いとなかなか安定してくれません。今回私は、五徳に昆布茶の缶を使っています。上下に穴を開ければ、五徳にも風ぼうにもなってくれます。また温められて内部で上昇気流が生れてくると強い火力が期待できます。おそらく、アルコールストーブができたら、すぐに五徳と風ぼうが欲しくなります。自作しようと思ったら昆布茶の缶がオススメです。アマゾンなんかでも売っていますが、せっかくなので自作すると楽しいです。
上の写真は、上部に何も載せないでアルコールストーブに火をつけた状態です。昆布茶の缶の中には、前回紹介したアルコールストーブが入っています。下から空気を吸い込んで本体よりずっと高く火が上がります。缶の上にコップや鍋を載せると上部の穴からサイドバーナー的に火が漏れてきます。これだけ火が上がってると5分くらいで 500ccの水が沸かせます。ただし、風や気温の影響は大きいです。
しっかりした五徳を使えば、こんなゴツい小型フライパンくらいなら載せられます。料理を温めるくらいなら可能です。流石に調理にはパワー不足を感じます。ウインナーくらいを焼くならギリギリ実用として使えるくらいの火力です。
アルコールストーブは、自然の多い田舎暮らしをしているなら、自然を使って楽しみたいと思う方にぜひオススメしたいアイテムです。市販されているものもあるけど、自作しやすい道具の1つなので興味のある方はぜひチャレンジしてみて下さい。
アルコールの炎は見えにくい気をつけて
最後に、注意点として、アルコールの炎は、昼間、目で見えにくく、火が付いていても消えている様に見えるので注意が必要です。今回紹介しているのは、カーボンフェルトにアルコールを染み込ませて利用するので、比較的安全ですが、アルコールをこぼしてしまった状態で火が着くと、一面火の海になります。くれぐれも注意して下さい。特にオープンタイプのアルコールストーブは高温になると熱暴走の危険もあり、取り扱いに注意が必要です。この点に関してはネット上に沢山参考事例があげられているので、一度自身で調べてみて安全に楽しんで下さい。