高知県は「日曜市」と言われる街路市が有名です。生鮮食品や骨董品などがズラリと並び、店主と話をしながら買い物を楽しむことができます。私たちが暮らす高知県香美市(土佐山田町)にも規模は小さいながらそんな日曜市があります。しかも香美市の日曜市は、買うだけでなく誰でも気軽に「売る側」になることができるんです。

香美市日曜市の様子

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NPOで働く私、販売は素人です。でもそんな誰でも売れる場があるなら一度売ってみたい!ということで、先日家族で日曜市出店体験をしてきました!そしてなんと3〜4時間で完売!いや〜楽しかった。

うまくやればコレだけで生計立てられるんじゃないの?と思うくらい(というのは調子に乗りすぎですが)。でも販売素人の私がなぜこんなに売れたのか。何がよかったのか。そのポイントと思われるものを3つほど書き出してみました。

その1 お年寄りに好まれるものを販売した。

今回私が販売したのは、今が旬の「ポンカン」でした。知人の紹介でポンカンオーナー(一口オーナー的なやつ)になっており、今年も大量に収穫してきてたからです。ポンカン(柑橘類)といえばコタツのお供。じいちゃんばあちゃんもよく食べます。だから順調に売れたのでした。

ポンカン販売

香美市の日曜市は、観光客よりも地元の人が買いに来る場所なので、圧倒的にお年寄りのお客さんが多かったです。だからお洒落な雑貨とか石窯ピザとか、若者が集まるイベントで売れてるようなものはあまり売れないだろうなと感じました。

その2 試食してもらった。

日曜市の魅力は対面販売です。目の前にお客さんが来て会話ができる。それなら商品を体感してもらうのが一番です!だからどんどん食べてもらいました。おいしいポンカンなので食べてもらえたら売れるんじゃないかなぁと思ってたら、本当に売れました。買った人のを食べて美味しかったから買いに来た!なんて嬉しい人も。当たり前ですが味が良ければ売れるんですねぇ。

試食

それを踏まえると、こういった市では試食や体験をしてもらえない商品は売れにくいなと感じました。

その3 買いやすい価格にした

日曜市は「庶民の台所」といった場所ですので、高価なものを買いに来る人は少ないです。なのでワンコイン(500円)以下で買えるものがいいなと思い、一袋300円で販売しました。お陰樣で、この味でこの価格なら安い!と思ってもらうことができ、見事完売!

300円

安すぎて利益が出ないのは問題ですが、これならお得だ!と思わせるくらいの価格設定にして数を売るのが良いなと感じました。

 

以上、こうやって書き出すと何を今更という当たり前の内容ばかりですが、街路市という商売の原点と言える場所だからこそ、こうした当たり前が大事になるんだなと感じました。でも本当に、この日曜市と真剣に向き合って商品を探して販売していけば、結構な売り上げを得られそうだなと思いました。大量のお客さんがいる訳ではないのですが、それでも十分人は来てますよ。

今回こうした販売体験をしてみて、改めて日曜市は移住者(特に個人事業者)にはよい販売機会になると感じました。高知に移住する際は、商品の販路としてぜひ「日曜市」も候補にしてみて下さい!

 

おまけ 子供の力を借りた

お年寄りが多い場所では子供(特に赤ちゃん)の存在は絶大です。そこにいるだけで多くの人が声をかけてくれます。うちも子連れで参戦し、声を掛けてくれた人にチロッと商品説明して試食してもらったら、大概の人が買ってくれました。息子よ、よくやった。ぐへへ。

あ、でも冬の街路市は寒いので風邪を引かさないよう十分気をつけてくださいね。

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