「田舎暮らしの生活費ってどれくらい?」これは移住希望者に良く聞かれる質問で、各地の移住パンフレットでもよく紹介されています。ただ、個人的には「安すぎるなぁ」と感じることもあります。山間部の田舎に移住して自給自足に近い暮らしを目指せば、確かにかなり安く抑えられます。

でも田舎暮らしの経験が無い人がそれをするのは結構ハードル高いです。田舎暮らしに憧れて移住して、合わなくて帰って行く人やっぱりいるんです。そんな方にお勧めしているのが2段階移住。まずは街に近いほどよい田舎に住んで地域を知り、そこでお気に入りの場所を見つけて地域の人と仲良くなってから改めて移住を考える。

引っ越しの手間はかかりますが、断然うまくいく確立が高まります。慌てて決めると良いことないです。

ということで、街にも近いほどよい田舎暮らしを想定して、高知県香美市の中でも高知市(高知県の中心地)に車で1時間以内で行ける「土佐山田町」での生活費イメージを書き出してみました!

土佐山田町の空撮
空から見た土佐山田町。そこそこ町だけど回りには自然がたくさん。

家族4人で20万くらいが目安

土佐山田町での暮らしをイメージすると、家族4人で20万円/月 程度 の生活費がひとつの目安としてでてきました。ただ、街暮らしに慣れている方と比較すると食費や交際費は節約している方かもしれません。外食等が多くなったりするともう少し増えてくることが考えられます。

■香美市土佐山田町 世帯構成:4人(30代夫婦、未就学児2人)の生活費イメージ

家賃:60,000円 (一戸建て。駐車場2台付き。不動産業者で契約)
保険代:30,000円 (夫婦の民間保険)
電気代: 7,000円 (平均値。夏と冬は冷暖房で若干高くなる)
ガス代: 7,000円 (平均値。冬はお風呂等で若干高くなる)
水道代: 2,000円 (基本料が安い)
通信費:20,000円 (夫婦の携帯2台分)
食費や日用品:30,000円 (野菜はいただくこともよくある)
自治会費: 500円 (地区によって異なる)
交際費(外食等):10,000円 (街での暮らしと比べて外食は減少)
保育料:10,000円 (月5回の一時保育を利用)
ガソリン代:15,000円 (職場が遠くなれば増額も)

計 191,500円

工夫次第で目安より安く抑えることも可能

上記を見て「家賃高!」って思われる方もいると思いますが、都会の同じ金額の物件と比較すると家の状態や広さは申し分ないと感じています。ただ、家賃はもう少し安い物件もありますし、通信費も格安スマホ等を利用すれば安くなるため、工夫次第でもっと下げることはできると思います。

この家族構成の場合、子供が保育園に通うとプラス数万円(収入に応じて)の出費がかかってきます。子供が増えたり、成長したりしていくに連れて、食費や教育費(習い事等)も増加すると考えられます。ただ、香美市は子供の医療費助成があり、申請すると中学生まで無料となるためこの点は安心感があります。

 

以上が街に近い田舎暮らし、2段階移住の1段目を想定した生活費イメージでした。夫婦で手取り20万あればひとまず生活していく分には問題無いと思います。目安として参考にしてみてください。

高知県への移住に関するご質問等がありましたら、以下からお気軽にお問い合わせください。

【問い合わせフォーム】
http://inakami.net/contact

 

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