いなかみものづくり教室「つくり手づくり」、第3回は竹やん先生による「竹のおもちゃづくり」でした。
「田舎に来たら、まわりの木や竹から子供におもちゃを作ってあげれたらいいよね〜」
という、いなかみにやってきた移住希望者さんの言葉から今回の教室の企画がスタートしました。
募集記事に書いたとおり、田舎の暮らしには竹林は切っても切れない関係です。春にはタケノコのめぐみがあるのは嬉しいことですが、放っておくと竹林はどんどん広がっていってしまいます。空き家の床から竹が突き破って生えてきた!なんて話も聞いたことがあります。その反面、一年でどんどん成長する竹は、有効活用すれば貴重な資源にもなります。
今回の教室は伝統的な竹細工の基礎の基礎。でも、竹を使うことの最初の大事なことはたっぷり教わることができました。また、教室に使わせていただいた情報交流館の方々のご協力もあり、良い空間と時間を作ることができました。その様子をレポートしたいと思います。
参加者は定員いっぱい+1名で満員御礼でした!
まずは、竹やん先生の用意してくれた竹ひごを使って、風車の軸を編むところから始まりました。ほんのちょっとのことのようだけど、意外に難しく、みなさん悪戦苦闘。
軸ができたら、あとはスイスイと風車が形になっていきます。
最後の羽はみなさん、思い思いの色を選びます。
「同じ色のほうが回った時きれいですよ」という竹やん先生のアドバイスもありましたが、2色使いにしてみたり、3色使いにする人も。。できあがった風車は扇風機に当ててみたり、息を吹きかけてみたり。。
クルクルとよく回る様子に、みなさん感動!
そして、ある意味ここからが本題。風車をつくった後は竹ひごづくりを教わりました。
竹細工の基本となる竹ひごづくり
これは刃物を使うので、怪我をしないように慎重にやっていきます。
竹やん先生の細かい指導が入ります。
幸い誰も怪我をせずに無事に終わりました^^
最後の感想では
「思ったより難しかった」
「家に帰ってからぜひ練習したい」
「家の周りの竹でやってみたいと思う」
「集中してできて面白かった」
など、様々な感想がでました。
気になる方はYoutubeで「竹 風車」などで検索すると、軸の編み方の動画がでてくるそうです。みなさんが田舎の竹を利用して、何かやってみよう!と思えたら幸いです♪
いなかみでは今後も様々な手づくりの教室をやっていこうと思っています。こんなのやりたい、やってほしい、または教えたい!など大募集しています。手づくりに興味ある方、アイデアがある方、ぜひいなかみまでご連絡ください!
いなかみ ものづくり教室「つくり手づくり」とは
都市部から地方への移住を考える方は、野菜作りやものづくりなど「自分でできることを増やしたい」と考えている人が多いと感じています。都市部でそれを実現できる環境は少ないですが、田舎には暮らしの知恵や文化がたくさん残っており、周囲の自然は材料の宝庫でもあるため、地域の皆さんは当たり前のようにそれを行っています。
そこでNPO法人いなかみでは、香美市移住定住交流業務の一環として、ものづくり教室「つくり手づくり」を開催することとしました。今まで当たり前に買っていたものを自分で作れるようになること、香美市に移住すれば自分でできることが増えるようになることを目指し、時には先生を呼ぶ教室形式で、時には作りたいものをみんなでやってみるサークル形式で、手づくりを楽しむ企画を進めていきます。