「かみめぐり 香美を廻る体験博」が今年もはじまりました。(2022年10月8日(土)~12月18日(日))香美市の面白いモノやコトを体験できる23のプログラム。各プログラムを主催するプレイヤー達が、参加者のみなさんをつなぎ、元気な香美市に交流の輪を広げます。

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11月20日(日)、12月7日(水)に開催された、ヌックスキッチンのプログラム、家庭で美味しいジビエ料理を作ってみよう! 『ジビエビジネスアカデミー』特別講習の2回分の様子を織り交ぜつつレポートします。

ジビエ肉の筋を取るには包丁が重要

会場は香北町にあるヌックスキッチンの厨房。マイ包丁を持参し、エプロンを装着したら、授業開始です。

持参した包丁だとどうしても厚みがあり、筋を取るには不向き。そんなことも実地で学んでいきます。講師が使用している包丁をお借りしながら実際に1人1つ肉の筋を取っていきます。(家庭で筋を取る場合、ペティナイフなど厚みの薄いものを利用すると良いようです)

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ジビエ肉を美味しく調理するためには、筋取り(筋引き)が最も大切です。最初に手捌きを見せてもらい、次はマンツーマンで指導。

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刃物の角度や刃の向き、包丁の持ち方、左手の筋の持ち方など、細かく教わります。
目の前で他の参加者さんが捌いているのを見ているにも関わらず、いざ自分がすると上手く行かない、、、

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肉から筋を取るのに、どうしても刃が入っていかず、ついノコギリのようにギコギコと手を動かしてしまうと「それだと調理した時に美味しくないよね」とアドバイスも。

同席したスタッフが「こういう手捌きじゃないかな?」と解説を図解化。筋は上ではなく横(包丁の向きとは方向)に引っ張る。

 

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参加者さんたちは、先生のコメントやアドバイス、調理手順やポイントなどをそれぞれメモしていました。

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塩が肝心

調理をする際、塩をしっかりと振ることが大事と何度も教えてくれます。「最後に味を整えるために塩を入れるのではなく、最初(火を入れる段階など)にしっかりと塩を入れることが肉や野菜の旨味を引き出します」。

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満遍なく行き渡るように塩が振られていました。

テンポ良く、多数の調理が行われる

冷たくても良い料理、温かい方が良い料理など、食べるタイミングを考えつつ調理が進んでいきます。温野菜やキャロットラペを事前に仕込んで置くのも美味しく見栄えの良いプレートができるそう。

また、日頃使い慣れていないオーブン調理のコツやポイントもしっかり学びました。

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最初に温野菜を調理。その後、発酵させておいたパンも焼きます。

ちなみに、作っていただいたパンは、強力粉と水とドライイーストと塩のみ。ご飯の役割をするパンとして、味が主張しないパンとなっています。

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ジビエ料理教室の内容は盛りだくさん!

鹿肉の筋取り(筋引き)をマンツーマンで教わったあとは、シカロースト、イノシシマリネ、レバーパテ、焼き人参、パンの作り方のほか、11月開催時はイノシシのクリームシチュー、12月開催時はイノシシの赤ワイン煮ととってもメニューが充実。それぞれのレシピやコツなどを学びながら、濃い3時間半が過ぎていきました。

自分で盛り付けた“おひとり様セット”を堪能

先生の見本を参考にしながら、ワンプレートに盛り付けしていきます。何気なく焼き野菜に対して、正面から見た時に美味しく見える方向などアドバイスをいただきながら盛り付け。

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綺麗に盛り付けできた後は、テラス席にておひとり様セットをじっくりと頂きました。

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美味しいもの作り方やコツを学び、最後にみんなで一緒に食べる。食べている時の皆さんの笑顔は印象的で、このかみめぐりを開催できて、また講師を引き受けていただけて本当によかったなと感じた次第です。ご参加いただいた皆様、講師の西村さん、本当にありがとうございました。

 

記事作成:NPO法人いなかみ

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