香美市香北町に拠点を移したNook’s Kitchen(ヌックスキッチン)を営まれている西村直子さんより、
「わざわざ高知までやって来て、ジャングルだった畑を、無料で西洋風のキレイな畑にしてくれた」
「英語が喋れなくても、高知の何もない田舎の環境を喜ぶ旅行者がたくさんいる!」
へー!!!ほー!!!と、とっても面白いお話を聞かせていただきました。私1人で聞くのはもったいない!! 西村さんに提案したところ、事務局のある香美市率移住定住交流センターにてお話をしていただく時間を作ってくれることになりました。
その名も!
ヌックスキッチンの西村直子さんに聞く!
「ワークアウェイって面白い 〜私にとっての労働が、彼らにとっての体験となる〜」
今、世界を旅する旅行者の間では「文化的交流による対価交換」が主流となりつつあるようです。旅行者は、観光地に行って、ただ観光する・日本の文化に触れるだけでは物足りなくなっていて、日本の日常生活をそのまま体験したいのだそう。
「workaway(ワークアウェイ)https://www.workaway.info/」というある1つのウェブサイトがあります。これは、とっても簡単に説明すると、ボランティアをしたい人とボランティアしてもらいたい人を結ぶウェブサイトです。
今回、西村さんにお聞きするのは、このサイトに登録し、ワークアウェイの仕組みを使って、実際に外国人の方に来てもらった時のお話です。
この話を分かりやすく例えるならば、
・遠方の親戚が、夏休みに遊びにきて畑を手伝う。
・彼らの寝る部屋は、家で空いている一室。
・そして朝晩のご飯を共に食べる。
この親戚というのが、ワークアウェイに登録して実際に訪れた外国人なのです。
西村さんは、日々普通に食べている日常のご飯と寝床を用意しました。そして、オーストリア人カップルのマーティンさんとサブリナさんに畑の草刈りをお願いしたそうです。
西村さんのブログにも、ワークアウェイを受け入れた様子が記載されています。この時の様子や、そもそもワークアウェイに登録しようと思った理由など、ざっくばらんにお話していただきます。
そもそも、ワークアウェイって?
ボランティアをお願いしたい人は、宿・食事の提供をします。その代わりに1日5時間程度、週に5日程度の仕事を請け負ってもらうことができます。
・畑仕事
・草刈り
・植え込み
・買い物
・建築の手伝い
・家の壁塗り
など、来てくれる方にお願いする仕事は様々。
「私たちにとっての労働が、彼らにとっての体験となる」
もちろん、労働をお願いするだけでなく、「子どもに英語を5時間教えてもらう(語学レッスン)」だってOKです。ご自分の子どもたちが、英語を勉強するきっかけにつながったり、興味をもつきっかけにもなりそうですよね♪ ここは、想像力を広げてみてください。新たな交流も生まれそうですよね。
だた、覚えておいて欲しいのは、旅行者は地元にいるのとは違った体験を求めているということ。非常に高いスキルを持っている人もいれば、語学の勉強のために来ている人や、旅行の一部として来ている人もいます。安い労働者を確保する仕組みではなく、両者が得をする “相互交換” の仕組みなのです。
だから彼らを家族のように扱い、積極的に交流してあげてください。
WWOOF(ウーフ)という言葉を耳にしたことはある方もいるかもしれません。Workaway(ワークアウェイ)の大きな違いは次のとおり。
WWOOF(ウーフ)
・有機農家先へのボランティアWorkaway(ワークアウェイ)
・有機農業に限らず、その他の農家や一般家庭へ。ボランティア内容も様々。
ワークアウェイが何なのか、それをじっくりと聞きに、ぜひ西村さんの話を聞きにセンターへ足を運んでみてくださいね。
※西村直子さんのワークアウェイサイトこのような形で紹介されています。
https://www.workaway.info/352579928287-en.html
お問合せ・お申込み(事前申し込み必要)
今回は、平日の昼間開催となってしまいますが、気軽に参加できるよう、内容はディスカッション形式。話を聞いていて気になることがあれば、即質問も可能です!「私たちにとって、”労働” が彼らにとっては”貴重な体験”となる。」そんな話をお聞きして、ご自身の日常に、ちょっとしたワクワクを受け入れてみませんか?
開催日時:2019年6月4日(火)14:00〜15:30
場所:香美市立移住定住交流センター(香美市土佐山田町本村214)
参加費無料
事前申し込み必要
駐車場に限りがあるため、事前にご連絡をお願いいたします。
お問合せ先:NPO法人いなかみ TEL:0887-52-8606
メール:madoguchi@inakami.com
多くの方のご来場をお待ちしております♪
記事作成:NPO法人いなかみ