図書館って、みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか。
なんか堅苦しい雰囲気?学生時代の遠い思い出?なんて方もいらっしゃるかも(^^)
図書館は冷暖房完備で、暑い夏でも寒い冬でも、いつでも無料で快適に過ごせる穴場。
香美市にはそれぞれの町に図書館がありますが、今回は香美市立図書館香北分館をご紹介したいと思います。
ちょっとレトロな建物の香北分館。
それは昭和5年(1930)美良布村信用販売購買利用組合の建物として建てられたもので、昭和48年(1973)までは農協の庁舎としても使用されていました。なので、人間なら今年は卒寿という歴史ある建物。
その後、地元の青年団事務所や地域の人が集う場所として使われていたそうですが、ある日、美良布を訪れたアンパンマンミュージアムの名誉館長やなせたかし氏が「アトリエにある本を香北町に寄贈したい。こんなすてきな建物に自分の図書室ができたらいいな」というようなことを言われたそうです。
それがキッカケになったかどうかは不明ですが、平成18年(2006)に現在の図書館としてオープンしております。
ここの特徴は、やなせたかし氏本人の他、フレーベル館、日本漫画家協会から寄贈された本(約3000冊)が2階に並び、閲覧が可能なところ。もちろん、アンパンマンに関する書籍約400冊やアニメのトレース画もあり、ここはアンパンマン図書館とも呼ばれています。
子どもたちが寝転がって本を読めるコーナーもあるので、小さいお子様連れでも安心です。
この図書館周辺の美良布商店街には、頭の上から足元まで、アンパンマンたちのキャラクター像があちこちにあります。
最近、話題になるスマホ問題。
電車の中でも、歩いているときも、家の中でもスマホが気になってついついいじってしまう。この時代ならではですよね。
よく言われるのが語彙力と表現力の関係。語彙が豊富な人は豊富な語彙の中から言葉を選ぶので表現力も豊かになります。頭の中ではうかんでるけど、言葉にできない・・・表現力が豊かになると文章を書いても、話をしても相手に言葉が届くようになります。
「やばい」や「すごい」などを多用していませんか?読書を習慣にしていると、自然に思い浮かべてることをしっかり言葉として表現できるようになるそうです。特に感性豊かな子どもたちには、日頃から本に触れ合う機会を大事にしてもらいたいと思うのです。
昨年は、オーテピア高知図書館開館や香美市立図書館移転の話題もあり、図書への注目が集まっています。
しばらく図書館に行ったことが無い方も、ぜひ一度でかけてみてください。
香美市立図書館香北分館
住所 高知県香美市香北町美良布1103-4
電話 0887-59-4550
開館時間 9:00~17:00
休業日 火曜(祝日の場合は翌日休12月28日~翌1月3日休)
駐車場 あり
NPOいなかみ