皆さんは「高知県森林総合センター」をご存じでしょうか?
「高知県森林総合センター」は、高知県香美市大平にあり、高知県の森林に関する研究や研修などを行う複数の施設が集まってできています。今年度からは新たに林業大学校も設立され、まさに「高知県の森林や林業関係の拠点!」と言っても過言ではないほど、森林に関するたくさんの情報が集まる場所になりました。
そんな同センター内に、「高知県立森林研修センター情報交流館」という施設があります。情報交流館は一般に開放されており、お子様からご年配の方まで、気軽に木や森に親しむことができる施設です。
館内には木のおもちゃがたくさんあって、入館料は無料。駐車場も広く、充分な台数が停められます。
親子で来て、子どもたちは木のおもちゃでのびのび自由に遊び、お母さん、お父さんは書籍コーナーでのんびり本を読んだり、お友達とお話ししたりと木に包まれた空間でゆったりと過ごすことができます。
また、館内だけでなく敷地内の森には、がけ登りやハンモック、ロープ渡りなどのアスレチックを設置しているので、自然の中で身体を思いっきり使って遊ぶこともできますし、奥深い森ではないので、普段着で気軽に森林散策も楽しむことができます。
ここで、施設職員から「いなかみライフ」をご覧になった方だけに雨の季節のおすすめの過ごし方をご紹介いたします。
まず1つ目は、情報交流館通の王道「お弁当持ちで、館内を遊びつくす」プラン。
館内は「おもちゃに乗りながら食べない」などルールを守れば、飲食可能です。
子どもたちはおもちゃで遊び、大人は本を読んだり、お友達とお話ししたりして過ごし、お昼には持ってきたお弁当やおやつを広げて楽しむプチ遠足プラン。
このときのおすすめは、お家から「折り紙やぬり絵などちょっとした道具」を持ってくること。なかなか空かないおもちゃの順番待ちも楽しく過ごせますよ。
次の2つ目は「木工室を利用してじっくり木工やDIYに取り組んでみる」プラン。
情報交流館の木工室は、1時間当たり300円で利用ができ、電動工具や手工具などの木工の道具も自由に使用できます。制作に必要な材料を持ってきて一日物作りをじっくり楽しむのはいかがでしょうか?
お部屋には机が4つあります。利用料金は時間単位なので、お友達を誘ってお部屋代を分け合うと一人当たりの利用料金も安くなりますよ。
大人だけでモノ作り時間を過ごしてもいいし、親子で一緒に挑戦するのもいいですね。
また、作れる物が限られますが、キットや1枚の板から作れる設計図が情報交流館にあるので、手ぶらで来て材料を購入し、木工を体験することもできます。
木工室は、利用の予約が入っていることがあります。当日に来て、すぐ利用ができないときがあるので、事前に空き状況の確認と利用したい旨をご連絡いただけるとご利用がスムーズに行えます。
最後3つ目は、大穴「雨の日の日曜日をあえてねらう」プラン。
6月に限らず、日曜日の雨の日の館内はとても賑わいます。なかなかおもちゃの空きがなかったり、人が多くて疲れてしまったりすることもあるかもしれません。そんな時は、物作り体験はいかがでしょうか?
毎週日曜日は木工クラフトハウスという木工体験が出来る曜日です。クラフトハウスは、日曜日の10:00~15:00に事前予約された方を対象に開催しています。
主な利用としては、情報交流館の用意するキットを購入し、職員の指導のもと木工体験を行います。利用者が少なければ、マンツーマンで対応でき、工作に関するいろいろなアイディアも聞くことができます。
実はこのクラフトハウス、子どもだけが対象ではないのです。あまり知られていませんが、大人も体験できます。そして、クラフトハウスで申し込みをすると、お部屋の利用料は必要ありません。つまり、作りたいものがある方は、設計図持ち込みで、クラフトハウスに申込、開催の時間中(10:00~15:00)に仕上げてしまえば、お部屋代が無料で、さらに職員やボランティアさんからの指導、アイディアも聞くことができるのです。
お部屋の入退室は自由なので、親子で来て、ちょっと休憩で木のおもちゃで遊んで、また物づくりに取り組む。そんなプランもおすすめです。
今回は雨の日の情報交流館でできるプランのご紹介でしたが、晴れの日の情報交流館も十分楽しめます。次回またご紹介できる機会があれば、晴れの日おすすめプランもご紹介できればと思います。
固い名称の施設ですが、室内は、木のぬくもりあふれる空間が広がっています。
みなさんが気軽に訪れ、森のこと、木のこと、自然のことを一緒に考えられる施設になったらいいなと思っています。この機会に、ぜひ当館を訪れてもらえたらうれしいです。
NPOいなかみ