いなかみのものづくり教室、1回目のわらじづくりに続き、2回目は香美市に移住したアクセサリー作家さんによる「初心者向けアクセサリーづくり教室」でした。その様子を講師目線でご紹介〜♪

「鹿のツノを使ったアクセサリー教室をしませんか」すべてこの一言からはじまった。

3月11日、「つくり手づくり」の一環として、移住定住交流センターで鹿のツノを使ったアクセサリーのワークショップを開催させて頂きました。

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こんにちは、移住者の川畑葉子と申します。ヴィンテージ素材のアクセサリーを製作、普段はインターネットで販売しています。

「ぜひやりたいです(前のめり気味)」と即答したものの、2016年秋、当時住んでいたお試し住宅の玄関先で、受け取った鹿のツノを右手にぎゅっと握りしめ、「まじ、これどーすんの?!」って、超~思いましたよね。

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大阪生まれ、大阪育ちの私。関西で鹿と言ったら奈良。奈良では鹿は神聖な生き物で、天然記念物だし。そんな常識を持って生きてきた関西人には、それがそんな鹿が、高知では害獣で狩猟の対象になっていて、ジビエで食べるし(美味しかった)、ツノが自分のところに回ってくるとか、ホントにびっくりです。

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でも、せっかく香美市に移住したのなら、この土地ならではの素材で何か作ってみたいし。「鹿」、嫌われ者だけど獣害だけじゃないんだよ、ってことも言いたかったし。アクセサリーを自分で作る楽しさも伝えたかったし。そして何よりも、皆が集まって楽しめる場を、自分の能力を活かして生み出せるのならば、それはとても素晴らしいこと。そんな思いを胸に臨みました。

丸カンとピンだけで作る、初心者向けのワーク

当日は5名の方にご参加頂きました。

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テーブルの上に広げた、色とりどりのビーズやチャームを前に、やおらテンションの上がる皆様。その中から好きなモノを選んで、鹿ツノと共にブレスレットに仕上げます。

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慣れないヤットコを手に奮闘すること約1時間半。「あーでもない、こーでもない」と目が真剣。

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「それ可愛い」、「こっちがイイ」、「私もそれ使いたい、どこにあるの~」。パーツを選んだりするときの楽しそうなご様子。相談したり、迷ったり。キャアキャアするのも、女子ならでは。時に身を乗り出し意見し合い、時には黙々と。さらに興味深かったのは、作り方にも出来上がりにも個性が出る点。同じ材料から選んでいるのにね。

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甘かったりシブかったり。均一だったりアシンメトリーだったり。パーツも配置も最初に全てびしっと決めてから取りかかる人や、造りながら試行錯誤する人。その人その人のパーソナリティーが反映されていて面白かったですね~。

終わってからは、お茶とお菓子をつまみつつ交流タイム(おしゃべり)

美味しいパウンドケーキも差し入れ頂き、充実のティータイムでした。

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よく「アクセサリーで女の人をキレイにする」とか聞きますよね。私自身もブログや商品説明でよく使うフレーズ。単にアクセサリーを身に着けるだけの効果と今までは思っていました。でも実は、選んで悩んで作って、見せ合ってもちろん着けて、その過程の全てが、女の人をキラキラと輝かせるのですね~。

 

20代前半から私より年上の皆様までご参加頂きましたが、キャアキャアしているご様子を目の当たりにして、「何か可愛いなあ」ってしみじみ思いました。みな目がキラキラしていて、ほっぺたはピンクです。

 

製作後のティータイムではガールズトークが炸裂しすぎて、終了予定を1時間ほどオーバーしてしまいましたけれども。それもまた良し、な気楽な会でした。

今までアクセサリー作りを教えたことはなく、初挑戦

不安だし、自信もなかったし、教えられる準備も出来ていない状態で引き受けました。「そんなの無責任」って思いますか? でも、チャンスは人が運んできてくれるモノだし、余裕で出来ることばかりしていても成長しない。今の自分にとってハードルが高いとに挑戦したら、もしかしたら世界も広がるし出来ることも増えるかもしれない。そう思ったわけです。

 

「準備が出来てから」とかいってたら、準備が完璧に出来る日なんて永遠に来ないし、その間にきっと沢山のチャンスを逃してしまう。私はそんなの絶対いや。緊張もしたし、至らないところも多かったけど、それでもやってみて良かった。

次に同じお話が来たら、それはもう経験したことだから、今回よりも余裕を持って上手に出来るはず。やってみてはじめて解ることの方が多いです。常に挑戦し続ける自分でいたい。そう思っています。

 

そして何と言っても、皆様の嬉しそうな顔、楽しそうな顔。「楽しかったありがとう」って言って頂いて、私の方こそやる気とパワーをもらってありがとうって、泣きそうになったのは内緒の話。 こんなにも楽しく貴重な機会を頂いたいなかみの皆様、ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

 

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【講師】sweet bijoux 川畑葉子さん
大阪出身。デザイナーズブランドの販売員や西洋アンティークショップ販売・企画員を経て、ヴィンテージジュエリー作家として独立。平成28年に香美市へ移住。
【webshop】 https://www.creema.jp/c/sweetbijoux

 

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