開店日:2018年2月22日
元気いっぱいの“りえ”お姉さまが店を切り盛りしています。
☆ えびす街商店街を選んだきっかけ
元々、生まれ育ったのが土佐山田町で、えびす街商店街は幼い頃からなじみのあるところでした。高校を卒業してから土佐山田を離れたのですが子どもの頃はとっても賑やかで、よく恵比寿様の形をした『えびす焼き』を買って食べたのを思い出されます。
でも、今の商店街は昔のような活気がなく淋しく思います。少しでも笑顔が身近に感じられるよう、笑い声が増えていくようにと、えびす街商店街の中に飛び込みました。
☆ 実際に出店してみてどうでしたか?
土佐山田の人のつながりを、まさに実感しています。お客様のご紹介だけではなく、人が人を呼んで、いろんな方に助けていただいています。
開店して1年しか経ってないので、これからいろいろ感じていくのだと思います。まだまだ、新参者で学ぶことばかりです。
☆ 開業する際に大切にしたことは?
特に大切にしたかったことはお客様との一体感。広すぎず、狭すぎず、お客様がここに来るとやすらぎも感じていただける店作り。お客様の直接の声や笑顔を毎日見ていたい。まさに、相田みつおの詩のとおりです。
昔ながらの昭和的な店構えやメニュー。
それをベースに、少しは現在のニーズも取り入れていくことを考えました。
開店時のPRチラシに祖母から教わった「絹ばあちゃんのこだわり餃子」を入れたところ、最初は餃子の店かと思われてしまいました。(笑)
餃子はもちろんですが、いろんな料理と、お酒は昔ながらのサッポロ赤星瓶ビール、ホッピー、キンミヤ焼酎を始め、ワインや日本酒をご用意しています。
☆ 準備期間はどれくらいでしたか?
10ヶ月ぐらいだったでしょうか。2017年の4月頃に考え始めて、よっしゃやるぞ!と意気込んで開店準備をスタートさせました。
当初は10月には工事を始めて、12月にはオープンの予定だったのですが、店舗物件の契約に時間がかかっているうちに台風が次々と高知に接近・上陸。そのおかげで工事関係の方の手配がつかず遅れに遅れ、実際は12月に工事が始まって、2018年2月22日にやっとオープンすることができました。
☆ これからやりたいと思っていることは?
土佐山田町全体の行事と歩調を合わせて、店を営んで行きたい。町内の方や同業他店の方と仲間になって、もっと土佐山田町やこの商店街を盛り上げていける力に、少しでもなれたらと思います。
そして、お客様の名前や誕生日をいっぱい覚えて、もっとお客様に喜んでもらえることを考えて、実行していきたいと思っています。
☆ 開業を考える人へアドバイスやメッセージ
まだまだ人に聞くばっかりで、こちらこそ教えてもらわないといけないことがたくさん。アドバイスなんて恐縮です。
でも、これだけは言えます。土佐山田の人に頼むこと。店探しも工事もPRも。ほんとにびっくりするくらい人がつながっています。
もちろん、スタートは香美市商工会やふらっと中町(えびす街協同組合)、NPOいなかみから人の輪を広げるのが近道だと思います。
終始「うまいこと、よう言わんわ〜」と謙虚な“りえ”お姉さま。でも、その後ろには文字がぎっしりと埋め込まれたノートが…
そこには日々、お客様のお名前や特徴、次のアイディアなどが所狭しと書き込まれていました。料理を作って、お客様とお話をしながら、ノートもしっかり書いて。
この人柄に、今日もお客様は呼び寄せられるのかもしれません。
基本情報
店名:えびす通り 食酒場 いちばんぼし
住所:高知県香美市土佐山田町東本町1丁目4−30
電話:0887-53-3888
FAX:なし
WEB・Facebook・Twitter・Instagram:勉強中^^;
営業時間:昼11:30〜13:30 夜17:00〜22:30
休日:月曜日、年末年始(12/31〜1/2)、日曜日は夜のみ
NPOいなかみ