2024年8月29日、のろのろ台風10号がゆっくり九州を北上し、次は四国へ高知県へと向かってくる予報が出されています。でも高知に住んで20年以上になる私ですが「台風が直撃して大きな被害がでた」という記憶がありません。台風銀座と言われる高知県なのに、台風の影響をあまり感じていないのです。
でもそれはただ忘れているだけかもしれないなと思い、少しデータを調べてみました。
四国への台風接近数と高知県への上陸数
気象庁のデータをグラフ化すると四国への台風接近数は以下のような感じでした。これを見る限り台風の接近が年々減っているという訳ではなさそうです。
次に高知県への台風上陸数を見ると、こちらも波はあるものの特に減っているという感じではありませんでした。日本の台風上陸数の累積データを見ても、1位は鹿児島県、2位が高知県となっており、その中の2000年代だけを抜き出しても結果は同じでした。
つまり「高知は今でも台風銀座である」ということです。
ただ実感として台風の被害を感じることは少なくなっており、実際に高知気象台の気象災害データを見ると、一番新しい台風災害の記録は2004年の台風23号で、その次は1976年の台風17号まで遡ることとなります。
以上のように、高知は今でも台風銀座ではあるが、台風による災害はあまり発生していない、ということが言えそうです。もともと高知は台風への備えを重ねてきた県ですので、その効果がでていると考えられます。
高知への移住検討で台風は懸念材料にはならないと言えそうですね!
とはいいつつも、油断していれば被害が広がるのが自然災害。とくに今回の台風はノロノロで滞在時間が長いため注意が必要です。引き続き、台風が接近している際は十分にご注意ください。
(追記)
いなかみライフの記事を振り返ると、10年前の私も同じことを考えていました笑 よければこちらもご一読ください
【関連リンク】
【台風接近中】実はそれほど多くない?高知に来る台風の数をチェックしてみた
http://inakami.net/life/taifu-3598.html