高知県香美市の子育て事情をお伝えする「子育て特集」第8回目の掲載です!

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あなたは「子どもの心」についてどう思っていますか?「どう接したらいいのかわからない」など、いろいろと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、子育て中のあれこれでお悩みの方、子どもから大人までどなたでも相談を受け付けてくれる教育相談員の平山さんにお話しをうかがってきました。

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香美市教育支援センター「ふれんどるーむ」 教育相談員 平山佳志美さん

■「ふれんどるーむ」ではどのような取り組みをしていますか?

学校に行くことがツラくなっている子が、おうちから出てこられなくなってしまう前に、または出てこられなくなってしまった時でも、安心してすごすことができる場所となる取り組みをしています。子どもさんだけでなく、保護者さんも相談にきていただけます。

その子ができることをのばしながら、ゆっくりじっくり気持ちを落ち着けるお手伝いをしています。勉強はもちろん、折り紙やトランプなどをしながら一人ひとりの気持ちと向き合っていきます。

ふれんどるーむ2

■今の親子関係やコミュニケーション力の傾向は?

少子高齢化といわれて久しいですが、三世代家族、核家族、ひとり親家庭(母子、父子)など、家族のさまざまな形の変化に伴い、家庭内のコミュニケーションが取りにくくなっているご家庭もあるようです。家の中で携帯型ゲームやスマホのアプリなどで遊ぶようになると、会話をすることが減り、自分の言葉で気持ちを表わすことや、相手の気持ちを想像しながら会話するチャンスが少なくなりがちです。そうなるとなかなか話せず、学校などで「クラスやグループの輪にうまく入れない」といった問題が起こることがあります。

もちろん、その子のせいというわけではありませんが、話すほうの言葉の選択や言い方、聞いたほうの受け取り方や解釈の、ほんの少しのくい違いで大きな問題になってしまうこともあります。だからこそ、家族間での会話などがとても大切なのです。ルールを守る意味やルールがある意味を話し合える家族になれるといいですね。

■平山先生にとって「ふれんどるーむ」とは?

仕事の場ではありますがいろんな大人や子どもたちと出会う場所です。初めて会った時は「こまったねぇ」と頭をつきあわせてお話をします。そこがスタート地点。さらに長く付き合っていくと希望や夢を話してくれるようになります。

ゆっくりと過ごすなかで、さまざまなことに共感し、うれしいことを分かち合うことができるところですね。職員間のコミュニケーションも大切です。疲れはてて帰ることもありますが、がんばっています!

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■移住希望の皆さんへ一言

来たいと思ってこられる方、大歓迎! となり近所のおじちゃんやおばちゃんとつながって、楽しくすごしてほしいですね。たまにキツイことを言ってくることもあると思うけど、それはすこしでも気持ちよく過ごしてほしいというおじちゃんごころ、おばちゃんごころからの言葉。根っこから悪い人はいません!香美市に来てよかったと思ってもらいたいです。

■「ふれんどるーむ」はこんなトコロ

「ふれんどるーむ」は、学校に行きたくても行けない子どもたちが、学校の代わりに来所して、学習をしたり、みんなと遊んだり、ゆっくり&ゆったりと気分を和らげる所です。子どもたちが未来へ歩めるよう、助走期間の場でもあるのです。『ふれんどるーむ』職員は、子どもたちの心に寄り添い、パワー回復のお手伝いをします。

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■スタッフまとめ

社会問題化する不登校やいじめの問題に長年にわたり携わってこられた平山先生。たくさんのこどもさんと接してきた平山先生だからこその言葉をたくさんお聞きすることができました。

インタビューをさせていただく中で、ふれんどるーむのような支援をしてくれる場所がある香美市の教育環境の良さを再確認することができました。まだまだ平山先生のような方が必要な世の中なのでしょう。移住を考えている方に、少しでも安心していただけるような記事を書こうと改めて強く思うのでした。

 

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