2月27日28日に開催した高知県香美市の移住ツアー「農とナニカのはじめ方」に参加いただいた吉井さんによる超大作ツアー体験レポート。その3をお届けします。今回は1日目の農業の先輩移住者訪問の続編で、ゆず農家と有機農家+空き家バンク物件を訪問した内容です。

悠々自適な田舎暮らしを求めて香美市へ。ゆず農家・江口さん

江口さんの農園は、美良布(びらふ)からさらに物部川をさかのぼった上流域、旧物部村(ものべ)にあたる物部地域にあります。森林率95%の緑豊かなこの地域は柚子(ゆず)の生産が盛んで、柚子玉の出荷量は日本一だそうです。

もともと建設業を営んでいた江口さんは、悠々自適な田舎暮らしを求めて、この物部地域に移住して来られたとのことです。

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柚子園を前に、柚子栽培について説明してくださる江口さん。自然体で、よく笑うのが印象的。いい表情をしてらっしゃいます。

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柚子の木は放っておくとどんどん高く伸びて実が収穫しづらくなるため、枝を剪定して樹高を抑える必要。その切り口が腐るのを防ぐために処理もされていました。

ゆずのトゲ

このようにトゲがたくさんあるため、収穫するときは厚手のものを身につけて防護する必要。

柚子園の見学後は、そこからさらに車で山に入ったところにある江口さんのお宅を訪問。

田舎の民家へのぼる坂道

公道からさらに入り口に郵便受けのある坂道を登ります。

田舎の民家へ登る坂道

登ります。

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途中、こんなきれいな沢も!
山道を100mほど登ると、

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見えてきました、江口さんのお宅。

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納屋の横を抜けてさらに奥。

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立派な古民家の母屋がありました。

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丸太を使った軒桁が、いかにも古民家!

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縁側の端っこには、こんな頭像があったり、

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庭にはワンワンがいたり、

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家の中にはニャアニャアがいたりする江口さんのお宅です。

山には、鹿もイノシシもいるため、犬は都会のようにただの愛玩動物ではなく、害獣除けの役割をきちんと担っています。ネズミが食糧を食べに来るので、ネコもきちんと仕事をしています。

こんな素敵な江口さんのお宅で、山を眺めながらお茶をいただきました。

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もともとは荒れてしまっていたこの家ですが、さすがは元建設業の江口さん。ご自分で手を入れて、こんなにきれいに直されたそうです。

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いやあ、安らぎます。

そんな居心地の良い江口さんちを後にして、次は香美市の空き家バンク登録物件の見学に向かいます。

空き家バンクNo26の古民家を訪問

お次は、香美市の空き家バンクに現在登録されている明治築の古民家を見学させていただきました。

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江口さんちから山道を下って国道195号線に戻り、物部川沿いに少し下ったところ。川のすぐそばの、こんな風景の北側斜面。

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そこにその古民家はありました。

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包まれ感があって居心地の良い中庭からは、

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物部川が望めます。

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縁側のある表座敷。

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表座敷の奥には囲炉裏のある食事スペース。その奥は台所です。

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台所はかまど仕様!

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台所の脇には井戸もあります。

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母屋の横には、中庭を囲んでこんな蔵があったり、

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2階建ての納屋があったり、風呂場のある離れがあったり。
こういう中庭形式の配置、いいですねー。

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そしてこのレトロなお風呂は、

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薪風呂!

薪の確保と、風呂焚きのための時間がとれる人なら、体の芯から温まるという薪で炊くお風呂が堪能できます。

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中庭から下へおりるこんな道を通っていくと、

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奥には、開墾すれば畑のできそうなスペースも。

(事務局追記:こちらのスペースは所有者が異なる可能性があるため、使用の可否は確認が必要となります)

囲炉裏をつかった調理、納屋の活用方法、薪のエネルギー利用、自給的農業に活用できそうな奥のスペース。多少の不便はありますが、いろいろと夢の広がりそうな物件です。古さを活かして、自然を活かして、新しい生活スタイルを創造していくようなリノベーション欲求をすこぶる刺激される物件でした。

独自で開拓する有機農家 岩上さんの話

さて、古民家空き家物件の見学の後は、今夜宿泊するほっと平山に移動し、そこで有機農家の岩上さんのお話を伺います。

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ほっと平山(http://hot-hirayama.jp)は廃校になった小学校の木造校舎を利用した宿泊施設で、石窯で焼くピザ焼き体験、木工教室、竹細工教室、陶芸教室など、いろいろな体験プログラムも用意されています。

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購買部もあって、エコロジカルな新聞バッグや

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自然素材をつかったいろんなものが売られていたりします。

そんなほっと平山の食堂スペースで、有機農家 岩上さんのお話を聞かせていただきました。

ニラ農家の板橋さんや柚子農家の江口さんは農協を通じて作物を全国に出荷されている農家さんですが、岩上さんは、いわばフリーで有機農家を始められた若手農家。販路もご自分で開拓なさってきた方です。

最初は料理が好きなのでレストランでアルバイトをしていた話。日曜市で野菜の仕入れをしているうちに野菜作りに興味を惹かれていった話。

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一番最初に畑を始めた頃のお話。

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初めて自分の育てた野菜を売ったときのお話。

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ひょんなご縁で、現在使っている香美市の畑を使わせてもらえることになり、精を出して畑を続けていると、畑の貸し主さんや近隣の方たちの信頼も深まり家や倉庫も貸してもらえるようになったお話。

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販売の仕方も、通信販売や、

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マーケットでの販売などを試行錯誤しながら、作物の種類を絞った今のスタイルにたどり着いたというお話など、たくさん伺いました。

お話を伺っていると、この岩上さんも、板橋さんも江口さんも、自分の目標をもって行動を起こすと、そこから人との出会いがあり、信頼関係が生まれ、皆に助けられながら物事が成っていくという共通の流れがあるなと感じました。

土佐の食材たっぷり夕食で交流会

岩上さんのお話の後は、ほっと平山の食堂で夕食兼交流会。土佐の食材満載の夕食をビュッフェスタイルで頂きました。

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鰹のタタキや、手づくり蒟蒻の刺身。

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イタドリの煮物やニラ豚。

ほっと平山懇親会ご飯

高知の海の幸、山の幸がいっぱいの料理を、こんなふうによそったら、

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かんぱ~い、っと♪

ビールうまっ!カツオうまっ!イタドリうまっ!コンニャクうまっ!というわけで、参加者同士の話もはずんだわけで、交流も深まったのでございました。

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途中でイノシシ料理も出てまいりまして、もう酔っ払ってるので、完全に手ブレしてしまってます(笑)

こんなふうに、ほっと平山の楽しい夜は更けていったのでした。

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お風呂に入って温まったあとは、

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以前は図書室として使われてた部屋で眠らせていただきました。

というわけで、「農」がテーマのツアー1日目は、心地よい充実感と酔い心地で終わりました。

 

1日目のレポートはこれにて終了! ということで、2日目のレポートも追って掲載させていただきます!

【関連リンク】
いなかみのツアーはテーマ設定が上手!香美市移住ツアー体験レポ1
http://inakami.net/immigrant/turerepo1-9347.html

ニラ農家の板橋さん訪問と韮生米実食!香美市移住ツアー体験レポ2
http://inakami.net/immigrant/turerepo2-2-9422.html

One thought on “悠々自適なゆず農家と若手有機農家を訪問!香美市移住ツアー体験レポ3

  1. Pingback: 本当の「ゆず王国」は何処なのか?最も柚子の生産量の多い村は? | 高知県在住のプロマジシャン・マスタージャック

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