今年度1回目の香美市移住体験ツアーは地元市民団体「えんじょいんと香美」とコラボした夏休み企画として、子育てに重点を置いた親子ツアーとなりました。スタッフとして参加いただいたえんじょいんと香美のメンバーさんが報告レポートを書いてくださったのでご紹介です!
【外部リンク】
えんじょいんと香美
http://enjoint-kami.org/
今回は東北や関東から6家族16人にご参加いただきました。小さなお子さんを連れた方もいましたが、高知らしい真夏日の中、体験活動を含めて充実した一日を過ごしましたのでたっぷりご報告いたします。
物部町でアットホームな小学校と市営住宅を訪問
まずは中山間部、物部町にある大栃小学校からスタート。現在都会でお住まいの参加者さんは、少なからずギャップを感じられたはず。こんな緑に囲まれていたら居心地最高ですよね!
大栃小学校の校内を案内していただき、校長先生より校風や学校運営についてご紹介いただきました。
・小集団であるが故に学年を越えて仲が良い
・コミュニケーション能力は高いがさらに主体的に行動できることを目指している。
・過疎化が進む中でもコミュニティスクールとして地域住民と共に子どもたちを育んでいること などなど。
大栃小学生は新聞学習にも力を入れており、子ども達が取材して作った壁新聞が賞をとっているとの話もありました。児童だけでなく保護者との関係も密接な小規模校ならではの魅力に、参加者さん達も引き込まれていました。
大栃小学校のあとは、校区内にある即入居可能な物部町の市営住宅(アパートタイプ)を見学しました。ひろい!キレイ!眺めよし!
田舎暮らしといえば一軒家をイメージされる方が多いと思いますが、理想の家はそう簡単に見つからないのが現実です。ですので、自然に囲まれた立地でありつつ程よい利便性もあるこの市営住宅への入居は、移住して地域に溶け込む近道だと感じています。
お昼は地元のおばちゃんランチ!
物部町訪問のあとは、車窓から里山の風景を眺めながら物部川にそって移動し、香北町にあるお試し移住体験住宅や市営住宅を見学しました。今回見た香北町の市営住宅は珍しい一戸建ての物件。他の市営住宅と比較すると家賃は少し高めですが魅力的ですね!
そして昼食は香美市民にとっても知る人ぞ知る隠れ家、地元の元気なおばちゃんが作るランチでした。地元のお野菜たっぶりで家庭的な雰囲気に、初対面の参加者さん達も和みました。
芋の蔓炒めや、芋の葉のおひたしは珍しい逸品で決して町のスーパーには並ばない素材!でも、子どもたちにはやっぱり特大ハンバーグやゆずゼリーが人気でした(笑)
香北町で雰囲気の良い保育園と小学校を訪問
次に向かった先は、先輩移住者の多い香北町にある美良布保育園と大宮小学校。子どもたちは元気いっぱいで、校庭にあるツリーハウスで遊んだり、図書室で好きな本を読んだりと、「普段の生活」を体験した様子でした。
美良布保育園には「子育てセンターびらふ」が併設されており、保育園に預けていない方でも、子育てに関する相談や一時預かり(有料_要予約)などを利用することができます。これは嬉しいサポートです。
大宮小学校では、アンパンマンミュージアムが近くにあるだけに、校内をまわると「ところどころにアンパンマンがいるね!」と感嘆の声。
学校の食育の取り組みを知り、おしゃれなランチルームも見学しました。大宮小学校の食育は全国的にも評価が高く、子ども達が地元食材でレシピを考えるなど、面白い取り組みが行われています。
木のぬくもりを感じる校舎と飾らない先生方、地域全体で学び合う姿勢などから、開かれた学校だと感じました。 参加者さんからも「とてもきれいで素敵な学校。こんな学校に通わせたい!」との感想をいただきました。
土佐山田町でお楽しみのピザづくり体験
香北町を後にして、次は午後のお楽しみ!土佐山田町にある県の森林研修センター・情報交流館でピザ作りに挑戦しました!
生地にオリジナルソースと地元野菜をトッピング ボランティアも加わりみんなで作業すると自然と会話もはずみます!
本格的な釜でこんがり焼いたピザは、名店も顔負けのおいしさでした! 汗びっしょりになって焼いてくださった職員の皆様ありがとうございました。
ピザを堪能した後は、ご当地のスーパー土佐山田ショッピングセンター「バリュー」に立ち寄り、生活に欠かせない香美市での買い物をイメージしていただきました。バリューは地元農家さんの産直市や、自然派のこだわり商品もたくさんあるため、移住者にも人気のスーパーなんです。
そして、それぞれ買い物をしていただいた後、本日の最終イベントへ!
地元のお母さん達と乾杯!
香美市立移住定住交流センターの近くにある「佐岡コミュニティセンター」で地元の子育て支援グループが主催する「お母さん乾杯イベント」に参加させていただきました。移住ツアーの懇親会+地域住民との交流会です!
いつも頑張っているお母さんに乾杯しよう!とお母さん業界新聞高知の編集長である高木さんの呼びかけで始まり、地元佐岡地区の住民や先輩移住者らが集まりました。持ち寄りの交流会だったため、それぞれ自慢の手料理を振る舞ってくださり、気兼ねなく交流することができました。
会場のコミュニティーセンターは元小学校であったことから、地元のおじさん達がお酒で顔を赤らめながら「子どもの元気な声がするのはえいねー」と移住ツアー参加者の合流をとても喜んでくれていました。
あたりが暗くなってきたところでサプライズの花火もあり、子ども達の喜ぶ声で今回のツアーは終了となりました。
共催「えんじょいんと香美」さんからのコメント
・お子さんがいるなら移住は有利!子どもがいれば地域に溶け込みやすく地域づくりにも参加しやすいです。頑張って一人で子育てする必要はないです。自分らしくのびのび子育てができる居場所が見つかるよう応援しています!
・一言に「移住」といっても、理由は多種多様。地域住民・移住者それぞれの心情を理解しながらちょっとずつ歩みよれば、新しいコミュニティを一緒に創っていけるのではないかとささやかな希望を抱きました。
・就労の不安や生活の見通しなど、悩みはどうしても付いて回るかもしれませんが、少しでも現実的な構想が生まれたならば、このツアーは成功ですね!何よりお母さんの笑顔にたくさん出会えて、良かったです。
ツアーにご参加してくださったご家族の皆さま、今回の企画にご協力くださった全ての皆さまへ心から感謝いたします!本ツアーが高知移住へのきっかけになることを願っています!
移住に関するご質問等がありましたら以下のフォームよりお問い合わせください。
移住希望者用問い合わせフォーム
http://inakami.net/iju_contact