香美市の暮らし、田舎暮らしを体験していただこうと「繋がるほどおもしろい!高知で暮らす人と繋がってみるツアー」を8/24に開催しました。
ツアーのブログはこちら↓
http://inakami.net/event/online-tour2024-31641.html

オンラインでの開催だったこともあり、全国各地から参加していただきました。ご参加いただいたみなさまありがとうございました。

本稿では、開催に向けての機材問題についてをメインに書いており、最後に個人的な香美市のいいところを物選びの観点から書かせてもらっています。

内容が開催側の視点になっていますので、目次から飛んでいただければと思います。

 

目次

去年の反省を踏まえて

機材担当

選ぶマイクの仕様

マイク選びに苦戦

システムの見直し

選ばれたマイク

ツアーリハーサル

ツアー当日

実際使用した機材

終わりに(物を選ぶということ)

 

去年の反省を踏まえて

システム

ipad一台で、カメラ、音声(マイク、スピーカー)をこなす最も単純なシステムでした。その分、何かトラブルあった場合対応しやすいメリットも備えております。

しかし致命的な弱点がありました。

それは人を写すか、音声を取るかということです。

人や景色をいい感じに映るようにipadを構えると、写っている人の音声を拾えない。その音声を拾おうとすると、写っている人がドアップで写るというジレンマが発生していたようです。そこで、今年はマイクを買って対応しようとなりました。

 

機材担当

予算が限られる中、選ばないといけない。(3、4千円を想定)

その値段帯の商品は似た商品でありふれており、レビューは信用できず、HPも見当たらない。他団体の使用事例も見当たらないのです。

システムについてのアイデアいろいろ考えました。

すでにあるgo proで撮影兼マイクの使用ができればよかったですが、それもソフト的な面から叶いませんでした。

そんな中、さらに頭を悩ますことになったのが、OSによるzoomの仕様の違いです。

パソコン版(macOS)ではできることが携帯端末(iOS, iPadOS)ではできないことがよくあります。

例えば、携帯をカメラとして使い、別端末から音の入出力がしたい。

そんなとき、パソコン版では可能ですが携帯端末ではできません。

今回のツアーで使う場面に一致し、今回だけにとどまらず次の機会にも使えるような汎用性の高いマイクの選定が必要でした。

 

選ぶマイクの仕様

・場所を移動しながら撮影をするので、ワイヤレスは必須です。

・通信方式は他の電波(ポケットwifi等)と干渉したくないので、受信機が必要なタイプがよさそう。

・Ipadに受信機を差す予定なので、タイプc端子のタイプ

・一つの受信機で2つのマイクとペアリングできること。

 

 

マイク選びに苦戦

マイクのこと何も知らなかった私は、講演会とかで目にする手に持って使用するタイプのマイク(ハンドヘルドタイプ)の無線版があって、それを購入すれば大丈夫だろうと思っていました。

しかし、値段を見ると2万弱。有線タイプなら音響メーカーの製品でも予算内であるのに、ワイヤレスになっただけでこの値段の上りよう、、

高くて買えない上に受信機も大きくて持ち運びが現実的でありませんでした。

某通販サイトで3千円程度のワイヤレスカラオケマイクを見つけましたが、レビューもないし、仕様みても使えるのか疑問で見送りました。

次に焦点を当てたのがピンマイクです。

テレビ放送の際にアナウンサーがつけてるやつですね。小型で目立ちにくい一方、手に持ってしゃべったり、人に手渡しして使うには扱いにくさが懸念されました。(当時は、予算的にも一つのマイクで完結させるという頭しかありませんでした。)

 

このピンマイクタイプ、通販サイトでは沢山でてきます。値段的にも予算にあうのがでてきます。

ワイヤレスタイプ一つとっても、受信機が必要なタイプとbluetoothで接続できるタイプがありました。

 

当時は、ipadでシステムを構築しようと思っていたので、受信機がタイプc端子のものならなんでもええかなと思っていましたが、いろんな製品の仕様を見ているとどうやらそんな単純な話でもないような気がしてきました。

廉価版の商品は仕様を見ても欲しい情報が書いてないことが多すぎるのです。

端子さえあえばどんな端末(iphone、ipad)でも使用できるのか?Zoomで使用できるのか?等、分からないことばかり。

ペアリングしてzoomで使用できないマイクがあるのか?と思いましたが、仕様を見ていたら「zoom対応していません」という文面を見たので、ややこしい話となりました。

 

システムの見直し

結局、システムを見直すことにしました。

PCをスイッチャーとしてzoomに入る方法です。その場合PCを持ち運ぶデメリットはありますが、PCでzoomに入ることで、撮影はiphoneで行い、音声の入出力は別端末でという使い方が可能です。

その後、そもそもPCいらない方法も考えつき。

 

選ばれたマイク

仕様をすべて満たす点は◎で、端子が三つ付いており(タイプc、lightning 、イヤホンジャック)いろんなタイプに対応できます。

不満はデザイン。なぜ三端子剥き出しにしたのかといいたくなります。

懸念点 レビュー数は300件弱で星4くらいと申し分ないですが、レビューにはサクラも多く全く信頼できないのです。

でも、こんなけ調べて使えなかったらこの予算ではどうしようもないと決断しました。

IMG_9140

 

購入後数日で手元に届き、いざ開封。

簡易な説明書片手にペアリングしてみて、2台ともペアリングできたことを確認。Zoomでも使用可能で一安心しました。

IMG_9141

 

ツアーリハーサル

実際にインタビューする側、される側にマイクをつけて実践。特にトラブルなく使えてほっとしました。これで充電さえ忘れなければ当日も大丈夫だと確信しました。

 

ツアー当日

開始30分前に現地班は、スタート地点かみーる(香美市立図書館)へ

そこでマイクテストしてみるが、マイクが機能していない。ペアリングしているのに機能しない。

リハーサル以降、電源の再起動と充電しかしていないはずなのになぜ。

マイクを再起動したり、ペアリングし直しても一向に直らない。

そんな困惑で現地組が焦り出す。

 

たまたま撮影担当がAndroidスマホを持ってきており、そのスマホにはイヤホンジャックがありました。そこで、端子を変えて接続してみると無事マイクが復活しました。ここにきて、まさかの三端子付いてるのが功を奏しました。

(そもそもなぜマイクが繋がらなかったのか不明ですが)

 

急な代替品への変更だったため、携帯のバッテリー容量問題が心配でしたが、なんとか途中で切れずに持ってくれました。トラブルはありましたが、無事オンラインツアーを開催できてよかったと思います。

 

実際使用した機材

実際使用したシステム、機材がこちらです。

システム2
スタッフは個人携帯でzoom入室、それぞれ有線イヤホンで音声確認をします。

実際自分が喋ったあと遅れて耳から声が聞こえてくる違和感、話しづらさもありはしましたが、音声トラブル時には分かるため有効だったと思います。

 

これが私たちがとった最適解でした。もし、もっといい方法を知っている方がいればご意見お願いいたします。

 

終わりに(物を選ぶということ)

マイク一つとっても、ほんと選ぶのが大変でした、、

欲しいものがネットで買える便利な世の中ですが、逆にダミーも溢れすぎていて物を選ぶことがほんと難しくなったなと感じています。

ブログを書いてる私もマイクの選定にだいぶ頭を悩ましましたが、スタッフ、友人の力をお借りして、システムを構築できました。

こんな悩むのも妥協して使えなかったときの残念感を味わいたくない気持ちが強いのかなと思います。

3千円出して使えず別のやつ買い直してとなると、結局いいやつ買えたやんってなるのがとても嫌です。ロスの観点からしても。

 

田舎では、都会のように美味しい店が徒歩圏内にあるとか、服屋さんがいっぱいあるとかなんでも溢れている訳ではありません。

選択肢が少ない分、いい物が目につくことが多いです。今回訪れた韮生の里や、スーパーのバリューはまさにその代表だと思っています。

IMG_0032

 

普段は身近にあるもので生活、大型ショッピングセンターへ行きたければ40分くらい車を走らせて高知市へ、たまに旅行や帰省を兼ねて東京や大阪、名古屋で買い物、それをしやすいのが香美市の魅力です。

(高知県から飛行機で直通でいきますし、香美市中心部から空港まで車で20分でいけます)

香美市の暮らし、実際に体験してみませんか。

 

 

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