「はちよ〜ん!」って聞いたことありますか?これをハロ〜のかわりに高知の挨拶にしようという企画があります。その名は「はちよん84プロジェクト」。
84という数字は高知県の森林率84%です。これは木曽檜で有名な岐阜県(81%)や森に囲まれた信州長野県(79%)を抑え、堂々の日本一。日本は世界で森林率第2位の国。
その中でニッポンイチって、すごいと思いませんか?
でも、山仕事は3Kのイメージや木材価格の下落で、しばらく人気が低迷する時代が続いていました。
ところが地球温暖化が進み、CO2削減や自然環境保全が叫ばれる時代が到来し、広大な森林は「CO2を吸収する巨大な装置」と見られるようになってきています。
また、森林が多いことは川や海など「水」の恩恵も多いということ。森が元気であれば、川や海に住む生き物、自然からの恵みも豊富です。
さらに昨今、高知県が取り組む木材技術「CLT工法」は耐震性に優れ、木造で高いビル建築も可能であることから全国から注目されています。
高知の森林ってすごい可能性を秘めてますよね。
そんな中で、香美市には高知県林業の中枢である高知県立林業大学校(来春開校)や森林技術センター、情報交流館があり、そして、なんといっても森林組合では搬出能力と組織プレーで日本有数の12,000haもの森を管理している香美森林組合や地域密着の物部森林組合があります。現代は昔と違い、すぐ近くに山があっても、日常の生活に山や森は関わりが薄くなり、長年培ってきた自然と共に生きる生活の知恵は集落から消えつつあります。
また、旧来の日本建築の家屋を求める方も少なくなり、それに伴い地域の製材所や大工さんも減りつつある。せっかくの知恵も技術もこのままでは消滅の一途。でも、灯台下暗し貴重な資源はすぐそこにある。
せめて地元の方には、“地元の木を身近に感じていただきたい”。そんな想いで、地元の木にふれあい、地元の木で作った家を考える手軽なイベントがあります。
地元の大工さんが教えてくれる親子木工教室や香美市産木材で建てた家の実例紹介、木製楽器が奏でる優しい音楽など、木を改めて新鮮に感じる楽しい1日。
ぜひ、この機会にみなさまでお出かけください。(^^)/
イベント内容:木に親しむ〜親子木工教室+家づくり発表会+マリオネット演奏会
日時:11/11(土)11:00〜15:30
場所:保険福祉センター香北2階
内容:親子木工教室、家づくり発表会、マリオネット演奏会他
親子木工教室は事前申し込みが必要です。詳しくは専用チラシまたはHPをご覧ください。