香美市立美術館第56回企画展「日本画の楽しみ -新しい表現への挑戦-」

香美市立美術館では、「日本画の楽しみ」として、県内外の8名の作家によるグループ展を開催します。
この展覧会は、日頃みなさまより要望の多い日本画の作品展です。今回は主に高知県内で活躍している市川雅彦、越智篤史、越智明美、中村達志の4名の作家と、県外で活躍している楠本衣里佳、佐竹龍蔵、原田有希、藤野裕美子の4名を加えて構成しています。ぜひみなさまに日本画を大いに楽しんでいただきたいとの思いから企画しました。

本展の出品者は、経験豊富なベテランの作家から、大学院を出て間もない若手作家まで、様々な年代や経歴の作家が集っています。これから新しい日本画をつくりだそうと努力している作家や、すでに独自の表現世界を築き上げている作家など様々な表現の作品が展示され、そこには現代の日本画の多様性が示されています。日本画は従来、花鳥風月と言われるように、美しい日本の自然を取り上げたものが多く見られますが、激動する社会の中で作家が探り出した表現は、より自由で新鮮な輝きを放っています。

日本画は日本画特有の材料が使われていますが、そこに描かれているものは、油絵などと同じように身の回りの人々や植物、動物、建物などです。作家が独自の視点からそれらのモチーフをとらえ、自由に表現しています。日本画というと、床の間に掛けられている掛軸や、ガラスケースの中の屏風のように、少し日常から離れた存在としてとらわれていますが、もっと私たちの生活に近いところにある絵画として見直されるきっかけになればありがたいと思っています。
ぜひ、新しい日本画の数々を香美市立美術館でお楽しみいただきたいと思います。

会期

2015年2月14日(土曜日)から3月15日(日曜日)まで

開館時間・休館日

開館時間:午前9時00分から午後5時00分まで(入館は4時30分まで)
休 館 日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)

入館料

一般510(250)円・( )内20名以上団体料金
長寿手帳提示250円
身体障害者手帳提示無料
高校生以下無料

関連企画

【オープニングセレモ二ー】
日時:2015年2月14日(土曜日)午後2時から
場所:香美市立美術館ロビー

【出品作家によるシンポジウム】
日時:2015年2月14日(土曜日)午後2時30分から午後4時30分(予定)
場所:展示室 ※入場料要
シンポジウム要項 [PDFファイル/711KB]

【館長または学芸員による作品解説】
日時:会期中毎週日曜日 午後2時から
場所:展示室 ※入場料要

香美市美術館公式サイト http://www.city.kami.kochi.jp/site/bijutukan/kikakuten56.html

3389

コメントを残す

必須 ※お名前は公開されます。

<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>