7月オープンの「ザ・シックスダイアリーかほくホテルアンドリゾート」に続き、香美市香北町に新たな宿泊施設が登場。

高知新聞でも取り上げられ話題になっていますが、宿泊以外にも魅力一杯のこの施設をご紹介いたします。

湖畔遊玄関

とっても明るい西村社長ご夫妻。
あるとき、持っていた土地で将来何かできないかと考え、元来の温泉好きだったこともあり自家用のつもりで温泉掘削業者と契約したそうです。

「温泉が出たらいいな」ぐらいの気持ちで、業者とは温泉が出ても出なくても掘る契約をして、堀り始めるとなんとすぐに岩盤が…。でも契約通り掘り進めることに。
岩盤は地中深くまで続き、ドリルの先端が壊れること3回。当初15日で終わると言われていた工期は3ヶ月を超え、やっと無事完成。
その業者は大変だったと思います。

湖畔遊岩風呂2

結果、出てきた温泉の成分は、泉温24.5℃の塩化物ナトリウム泉。
元々海底にあった岩盤が数億年かけて隆起したところで、その岩盤はいくつもの層に分かれ、その隙間に染み込んだ太古の岩塩や炭酸水素イオンが湧き出ているとのこと。

湖畔遊大理石風呂

温泉掘削業者の人から「いい泉質が出た。これは周りの人にも入らせてあげないと・・・」と言われ、それならと、最初は小屋でも建ててと思い、少しずつ作っていきました。
近所の方等にも入っていただくようになり、その後、お客様より簡単な食事も欲しいと言われ「うどん」と「おでん」を出していると、他の食事メニューについてもご要望をいただくようになり、それならちゃんとしたものを出そうと決意。

料理を出すなら「自分が安心して食べれる、安全なものだけを売ろう」ということで自然食にたどり着いたそうです。

湖畔遊ダイニングメニュー

もともと奥様は野菜ソムリエ資格者。それも野菜ソムリエ(旧ベジタブル&フルーツマイスター制度)が始まった頃の難しい試験をパスした実力の持ち主で、高知県内のレストランでは一番古い資格者だとか。見た目ではない野菜の世界を熟知し、その魅力をふんだんに引き出した料理を提供しています。

野菜は毎朝、契約農家や地元の直売所を回っていいものを見定め、地産地消にこだわり、さらに、もっと新鮮なものにこだわりたいと、今年から敷地内に自ら畑を作り、従業員とともに野菜づくりにも専念しています。

湖畔遊畑

もちろん他の食材にもこだわりが…例えば、

  • 米は契約農家の方に無農薬で育ててもらう
  • 肉は国産の肉とはちきん地鶏
  • だしは、宗田節・昆布・煮干しから取った天然だしと、一部洋風料理には生で食べられるベーコンを使用
  • コーヒー豆はオーガニックのものを厳選
  • デザートのケーキは自社で手作り。
    人気のかぼちゃケーキは、生から蒸し、裏ごしして作っています。

そして、湖畔遊の魅力は、何と言っても高知県内でも独特な温泉成分。
太古の岩盤から滲み出た炭酸水素イオンで見た目もプチプチ、とろっとろの天然にごり湯で、お肌もツルツル!そして、源泉かけ流し。

この温泉がお手軽価格で日帰りで楽しめ、さらに宿泊者にはもっといいことが。

湖畔遊個室風呂

大浴場も源泉かけ流しで循環はしていないものの、加温するために一度タンクにためる間に空気に触れ、その数時間で若干の温泉成分が変化するそうです。
でも、宿泊の2部屋は源泉から風呂桶まで直通でつなげていて、浴槽直前で加温しています。そのためプチプチもとろっとろも更に濃いものに。

さらに、宿泊の2部屋には、社長夫妻の想いがいっぱい。

湖畔遊スイート

スイートルーム「300Bの部屋」

ここは「音楽ホールに泊まる」をコンセプトにした部屋。
西村社長は、かつてオーディオ評論家に「西村社長が作った音響システムは、日本の3本の指に入る」と言わしめたこともあるオーディオマニアで、部屋全体を監修。

音響設備には、伝説の真空管と言われている1972年ウエスタン・エレクトリック社製300Bを上杉製アンプにセットし、側面にThe Voice of the Theatreと書かれた1962年アルテック社製の劇場用スピーカーを設置。
壁や天井の素材、デザインにも音響を最優先に考案されたものをオリジナルで配置し、目を閉じると大ホールで音楽を聞いているような気がします。

音源はご自身で持ち込んでも、社長のコレクションから選ぶこともできます。

湖畔遊キャンピングトレーラー内部

キャンピングトレーラー「テラスの部屋」

部屋の仕切りは木立のみ。緑に囲まれた開放的なプライベート空間を実現。

湖畔に突き出た特製露天風呂、トイレまでも開放的なデザインで、他に類を見ない客室になっています。
この部屋にはBOSEの全方位再生の円筒Bluetoothスピーカーを常備。お手持ちのスマホの音楽を敷地内のどこでも自由にお聞きいただくことができます。

さらに、どちらの部屋にもシャンパンやつまみは常備(有料)、宿泊者には湖畔遊を自由に使ってもらえ、食事は朝はテラス、夕食は店内でスポットを浴びて、など、ご希望に応じて特別な席でお召し上がりいただけます。

湖畔遊土産物

お土産物にも「自然」にこだわった食の素材、髪染め、石鹸など、見れば見るほど魅力が多彩。

香美市、物部川のダム湖畔。波ひとつない静かな湖面を臨みながら食事と湯浴みを楽しめ、宿泊もできる「湖畔遊」。いかがでしょうか。

湖畔遊真空管

宿泊について、詳しいことはこちらもご覧ください。

高知新聞ニュース「温泉と音楽 存分に味わって 高知県香美市のカフェに宿泊施設

アクセス
高知・南国方面よりお越しの場合、195号線を徳島方面に進み、ホームセンターコメリのある場所を左折。
道なりに進み、大宮橋を渡り付きあたりを右折。
そのまま、道なりに300mです。

NPOいなかみ

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