2022年12月10日（土）に香美市物部町大栃にて行われた「第２回 物部っ子Fes」の様子をお届けします。
今回は、コロナ禍ということもあり、１ヶ所での会場展示を取りやめ、分散型展示とすることで無事に開催となりました。
当日は晴天。まずは最初の会場、小学校を見学。
物部っ子Fesは、体育館でセレモニーを行った後、大栃保育園の子どもたちによる風船飛ばし。可愛いイラストを描いた色とりどりの風船が青い空へどこまでも高く高く飛んでいっていました。
まずは、最初の会場となる大栃小学校から。小学校の入り口あった掲示物を頼りに、１・２年生、３・４年生、５・６年生に分かれての展示を見学。
１・２年生のコーナーでは 遊びコーナーやもんちゃんえいがかんなどを上映、壁には元気な図工の作品も展示してあります。
３・４年生のコーナーでは大栃の店クイズを実施。クイズは大栃情報が満載で少し難しい問題もあったり。
５・６年生のコーナーでは体育館にて、「来て！見て！さわって！物部の木」と題して木工体験コーナーも。
全学年を通じてスタンプラリーも実施されていいたり、展示物が魅力的だったりと、来場者が楽しめる内容が盛りだくさんでした。
そして、11時から会場がオープンする中学校へ
中学校では体育館に全学年の展示物が掲示してありました。その中に、気になる文字を発見。
〜物部未来学〜
物部の地域をとことん学び、自らの生き方について考え、自分や物部の未来を切り拓いてほしいという願いを込め、令和３年度から、大栃小・中の「生活・総合的な学習」を「物部未来学」と呼びます。
「物部未来学」を通じて、子どもたちが物部の地域をとことん学んで得たことがパネル展示となっているのですが、読んでいくと知らないことや驚くこと情報などもあり、とても参考になりました。
これまでに幾度なく、考案されてきた塩の道弁当案の様子も展示パネルに。
中学校の対岸にある山、吹越山へ歩いて移動
やや急な斜面を歩いていくと…
眺望がとても良く、大栃を一望できる眺めに。
山頂までの中腹には、地元の方々が整備してくれた手作りのブランコも。湖畔に向いてブランコを漕ぐ様子は、ハラハラしつつも楽しそう。
お弁当やうどんを買う方で行列も。
新・塩の道弁当（小）には大きな２種類のおにぎりが入っています。大栃に昔からあるお漬物チャーくんを混ぜたおにぎりと、塩の道とからめて赤岡の特産品であるじゃこと大豆、芋を甘く味付けしてまぜたおにぎり。それぞれ懐かしくもあり新しくもある、とても美味しいおにぎりでした。またどちらのお弁当にも入っていた、ゆずソースで和えられたからあげは食欲が増す味付けで美味しかったです。
ちなみに、人気殺到で購入できなかった新・塩の道弁当（大）の中身を見せていただくと、ゆず玉に入ったゆず寒天やニラを混ぜたニラたまごなども入っていてボリューム満点。
何度も吟味され考案されたお弁当はさすが！と唸ってしまうほどの美味しさで、できることならば物産館などで常時販売してほしいくらいです。
さて、美しい風景を見ながら美味しいお弁当とゆずドリンクでお腹を満たしたあとは、また中学校へ。
体育館に戻る、コーナーの一角では、中学２年生たちが作成したAI動画を鑑賞中。ゴミ拾いの様子を大学生と一緒に学びながら作られた動画はとてもわかりやすく面白かったです。
また１年生はダムについての調査展を展示。中にはLINEスタンプ「もんちゃんスタンプ」を作成・販売したりと幅広く取り組まれていました。
物部っ子Fesは、展示物を目で見て感じるだけでなく、ものづくりで体験したり、実際に小高い山を歩いて物部の自然を満喫したり、お弁当などを通じて物部の美味しさを知ったりと五感全部で楽しめた面白いフェスでした。
そして、子どもたちの取り組みを通じて、物部の方々が地域全体で子どもたちを支えている様子が感じられました。また次回開催されるフェスが楽しみです。
当日の様子は、大栃小学校だより「 物部っ子」No.10や、大栃中学校の学校だよりNo.9でも紹介されていました。
（記事作成：NPO法人いなかみ）