もし子育て真っ最中の家族が香美市に移住してきたら、お母さんの不安がとても大きいはず。そんな想いから、香美市で子育て支援を行っている「子育て支援ネットワーク ろばみみ」の会議にお邪魔して「ろばみみ」の活動内容を聞いてきました!お母さんが笑顔になって子どもが笑顔になれば、地域全体が元気になるという「ろばみみ」の考えは、香美市に住むお母さんの心強い味方だと感じました。
■お母さん1人に負担をかけちゃいけない
「子育て支援ネットワークろばみみ」は、お母さん1人に負担がかかりすぎる今の子育て環境を改善しなければ!という強い想いと、笑顔のお母さんが増えれば子ども達の笑顔も増え、地域全体が元気になるはず!という2つの想いから設立されていました。子ども達の未来を考えた取り組み、体と健康に安心安全な取り組み、そして皆の「あったらいいな」「できたらいいな」の視点を意識して活動しているとの話でした。
■「ろばみみ」が取り組む6つの活動
「ろばみみ」では「伝える」「集う」「学ぶ」「結ぶ」「広げる」「暮らす」の6つのテーマをもとに以下のような活動を行っています。
- 「伝える」 地域の子育て情報の収集と発信。
子育て応援情報誌「ろばみみ通信」の発行、香美市立図書館に子育て情報コーナーの設置、子育て情報のメール配信などを実施。 - 「集う」 子育ての交流の場や支援の場づくり
就園前の親子が自由につかえる交流スペース「子育て広場 たんぽっぽ」の運営、「フリーマーケット」などを開催。 - 「学ぶ」 子育てや子育て支援につながる講演会や勉強会の開催
香美市立美術館協力のもと親子でアートに触れる「きっずあーと・ぷろじぇくと」や講師を招いての講演会、香美市食生活改善推進協議会協力のもと食育ランチ会などを開催。 - 「結ぶ」 他の子育て支援者・支援団体・行政とのネットワークづくり
子育てや子育て支援に必要な上記ネットワークを構築。連携企画や補助金活用など活動に結びつけている。 - 「広げる」 子育てママが安心して社会参加出来る場づくり
カフェ「手作り工房」と連携した、手作りの商品作りへの展開。 - 「暮らす」 親子で自然やエコについて体験学習
有機野菜を栽培する「ろばみみファーム」での体験や環境浄化微生物「ろばみみAI」の普及などを実施。
■好きなこと、やりたいことをやっているだけ
この日の会議では、約10名のメンバー(途中退席者含む)が集まり、子育て応援情報誌「ろばみみ通信」の掲載内容のチェックや、子育て広場「たんぽっぽ」の利用状況報告、イベントや講演会の準備・集客等について意見が交わされていました。今日の集まりも含め、活動は基本ボランティアで運営されており、必要となる活動費は、補助金を獲得したり、カフェ「手作り工房」からの寄付、手作り商品(焼き肉のたれ・ろばみみAI等)を販売した利益等を充てているとのことでした。
代表の杉村さんは「メンバーそれぞれが自分たちの好きなこと、やりたいことをやっているだけ。だからできる。そうじゃないと続かない。」と話されていました。「ろばみみ」が発足したのは2009年6月ですが、もとのスタートは「たんぽっぽ」の活動を始めた1998年。好きなことだからできるというこのボランティア活動は、既に15年も続けられていることになります。
■ろばみみへの関わり方はたくさん
子ども達を見守ってくれる全ての人達と手を取り合ってネットワークを構築することがよりよい子育て環境をつくる第一歩。必要な人に必要な情報を届け、子どもと親が地域と共に育っていくお手伝いをする。それが「ろばみみ」の目指す活動といいます。子どもを連れてたんぽっぽに行ってみる。イベントに参加してみる。子育ての相談にのってもらう。子育てに関わることを一緒にやってみる。など、ろばみみへの関わり方はたくさんあると感じました。
子育て中のお母さんでも、子育てを終えたお母さんでも、もちろんお父さんでも、香美市で子育てというキーワードが気になる方は、ろばみみの情報をぜひチェックしてみてください。
【子育て支援ネットワークろばみみ】
高知県香美市土佐山田町東本町4-2-36
(カフェ モグカミーノ) 代表:杉村さん